以前に初心者向けのホンイツに関する記事を投稿しました。役の成立条件やメリット・デメリットから学びたい方は、下記の記事をご覧ください。

そちらの記事ではホンイツを狙う基準として、数牌のいずれか1色と字牌で合計10枚以上あることを紹介しました。

初心者の方にとっては具体的であり、直感的にもわかりやすい指標ではあります。しかし実際には、枚数だけでホンイツの進行を決めるのは好ましくありません。
そこで今回はホンイツを狙うべき基準について、さらに深掘りして解説します。

ホンイツを狙う必要が無い条件も合わせてね!

具体的な牌姿もたくさん用意したよ!
★この記事で得られること★
- ホンイツを狙うべき基準がわかる
- ホンイツが成就しやすい条件がわかる
ホンイツを狙うべき基準
メンゼンテンパイが困難
早速ですが本題に入っていきます。
ホンイツを狙うべき基準の1つ目は、メンゼンでのテンパイが難しいときです。
具体的には下記のような条件です。
- ターツ不足
- 孤立牌が弱い
(※数牌の色が偏っている)
ターツ不足
図1のような配牌だった場合、直感的にもメンゼンでのテンパイが難しいことは薄々感じるものですが、内容を紐解くと要因の一つにターツ不足であることが挙げられます。

アガリ形は4メンツ+1雀頭なので、ブロックが5つ以上あればターツ充足などと呼ばれます。そしてターツ不足とはそれを満たしていない状態、すなわちブロックが4つ以下の状態を指します。
図1の牌姿では、12s・44s・799sの3ブロックしかありません。
向聴数はメンツ手で5向聴、チートイツで4向聴となっており、この点からもテンパイまで程遠いことがわかります。
孤立牌が弱い
ターツ不足のときは3~7の強い孤立牌があるとブロックを形成しやすくなり、ターツ充足の形に近付きます。
したがって図1のように孤立牌が弱いことも、メンゼンでのテンパイが難しい条件に当てはまります。

図1の孤立牌は、6m・2p・9p・東・白・中の6枚です。その中でくっつきに優秀な強い孤立牌は6mしかありません。
図2のようにターツ不足でも3m・7m・3p・7pと強い孤立牌が4種もあれば、字牌を切って手なり進行にするのがベターです。

もしも一発・裏ドラなしのルールであれば、図2の配牌からホンイツ狙いも面白いところです。
しかしネット麻雀では一発・裏ドラありどころか、赤ドラまでも入っているルールが多いです。したがって図2の配牌は、素直に手なりで進行しましょう。
※数牌の色が偏っている
最後に注意書きとして、数牌の色が偏っていることを挙げました。図3のような牌姿はメンゼンでのテンパイが難しそうですが、数牌の色に偏りがありません。

このときはチャンタやジュンチャンを狙います。
他にもトイツが3~4つあればチートイツやトイトイ、1・9字牌が10種程度あれば国士無双など、メンゼンでのテンパイが難しそうでも数牌の色に偏りが無い場合は、ホンイツ以外の手役も視野に入れましょう。

字牌を残せること、鳴きが使えることがホンイツの利点だね!

メンゼンテンパイが困難でも、守備力を確保しつつアガリを目指せるのがエライ!
リーチのみ愚形待ちが濃厚
ホンイツを狙うべき基準の2つ目は、手なり進行ではリーチのみの愚形テンパイになりそうなときです。
図4の配牌はターツ充足ではありますが、愚形が3ブロックあります。この場合メンゼンでテンパイまでは、遠くはありますがなんとかいけそうです。

しかしここからは、思い切ってソーズのホンイツを狙いましょう。
図4から手なりで最も理想的な進行は、3m・7p・24sの愚形3種がすべて埋まったり、ツモ5pでリャンメン変化して4-7pが待ちになった場合にはリーチピンフまで見えます。
しかし基本的に手なり進行では、図5のようなリーチのみの愚形テンパイになりそうです。

それならば最初から字牌をすべて抱えて守備力を確保しながら、アガったときには図6のような役牌・ホンイツなど3900点以上の手になるような進行を取る方が安定します。

ここで守備力の確保という点に着目します。
図7と図8は手なり進行とホンイツ進行で、それぞれ先制リーチを受けてしまった際の牌姿の例を示しています。


図7の手なり進行では字牌をすべて切り終えており、ベタオリをするにも若干苦労しそうな手牌です。
一方で図8のホンイツ進行では、ソーズ以外の数牌をすべて切り終えており、字牌が5枚残っていて守備力には事欠かない手牌です。
リーチのみ愚形を避けて、ホンイツ進行にした場合のメリット
- アガれたときは中打点~高打点が見込める
- 先制されたときはベタオリの難易度が下がる

ホンイツを狙う基準は…
メンゼンテンパイが難しいか、
リーチのみ愚形が濃厚なとき!

どちらか一方でも満たしていたら、ホンイツを視野に入れよう!
打点をどこで作るのか
ホンイツ推奨の条件
ここからは打点の観点より、ホンイツを狙うべきか否か言及します。
まずは打点面でホンイツが推奨される条件です。
- ホンイツ+一翻以上が見える
- チンイツが狙える
ホンイツ+一翻以上が見える
図9の牌姿では、役牌の發トイツと赤ドラが1枚あります。そこにホンイツの二翻を加えれば、満貫までくっきりと見えます。

この牌姿でマンズを1ブロックとして換算すると、現状は赤5sが若干不安定な形です。
そこでソーズのホンイツにすると、赤5sをほぼ確実に使い切ることができます。その点からも字牌の東を残し、マンズを切ってホンイツを狙うのが良いでしょう。
チンイツが狙える
こちらはホンイツを通り越して、チンイツが狙える牌姿です。
図10の牌姿はマンズで1メンツ完成している一向聴の手牌ですが、他の10枚はすべてソーズで構成されています。

ここでドラがピンズや字牌の場合、現状はリーチのみの愚形テンパイが確定しています。
そうなると打点面に不満が残るため、1s・2sのポンやカン5s・ペン7sのチーなどから発進し、マンズのメンツを壊してチンイツへ向かうのは有力な選択肢の一つです。
リーチのみの1300点からチンイツの満貫へ、そして赤5sが使えれば跳満までジャンプアップできる可能性があるので、勇気をもってメンツを壊し打点を追い求めたい牌姿です。

染め手にすることで打点が大きく上昇するなら染めたい!
ホンイツ非推奨の条件
続いてはホンイツにしなくても中打点~高打点が狙える条件です。
- 染めたい色以外でドラ2以上
- タンピン系が狙える
染めたい色以外でドラ2以上
図11の2つの牌姿において、ドラ6pの場合はホンイツにするべきではありません。

ホンイツは鳴くと二翻ですが、ホンイツに使えない色のドラを複数枚捨ててホンイツの二翻を取りに行くことは、打点面で非効率です。
役牌を残して鳴けるルートを探すのは良いですが、ホンイツで鳴くルートは避けましょう。
タンピン系が狙える
図12の2つの牌姿では、無理なくソーズのホンイツを狙うことは可能です。しかしこれらはメンゼンでタンピン系が狙えるため、リーチを目指す方が打点面の期待値が高いです。

手なりで字牌の東から切り、ツモが良ければ北のトイツ落としも見据えてリーチ・タンヤオ・ピンフ・一盃口まで自然に狙うことができます。
ホンイツで鳴いた場合、ピンフ・一盃口は確実に消滅します。ホンイツにしても3900点程度が関の山であれば、タンピン系のリーチで満貫・跳満のアガリを狙っていきましょう。

ホンイツ以外で打点が見込めるなら染める必要ないね!
ホンイツが成就しやすい条件
上家が絞りづらい状況
最後にホンイツが成就しやすい条件を1つ紹介します。
ホンイツは基本的に鳴くことが前提になります。そして鳴きの中でポンは誰からでもできますが、チーは上家からしかできません。
したがって図13の手牌でホンイツ進行とする場合、9sや發はポンで鳴きやすいので、ネックとなるのはペン3sとカン6sです。

すなわちペン3sチーとカン6sチーがやりやすい状況こそが、ホンイツが成就しやすい条件となります。
そしてその状況とは上家が絞りづらい状況であり、具体的には下記のような状況です。
なお絞りとは、他家に鳴かれないように打牌選択をする行為を指します。
上家が絞りづらい状況
- 上家がラス目
- 上家が親番
上家が絞りやすい状況
- 上家が子でトップ目
上家がラス目、上家が親番
上家がラス目のときは基本的に自分のアガリを最優先に打つので、上家が絞りを考えている暇がありません。
また上家が親番のときも自分のアガリを優先して打つことが多いので、同様に絞られることが少なくなります。
上家が子でトップ目
上家が子でトップ目のときは、自分のアガリの優先度が落ちます。もちろん上家は自分がアガれたら一番良いですが、絞って他家をアガリづらくさせることでも自分のトップ目が近づきます。
したがって上家が子でトップ目のときは、自分が絞られやすい立場にいることを自覚する必要があります。

鳴きやすい状況の方が、当然ホンイツは成就しやすいよね…!

点数状況を見ることで、ある程度は鳴きやすい状況か判別できる!
ホンイツを狙うべき条件
- メンゼンでのテンパイが難しい
- 手なりではリーチのみ愚形待ちが濃厚
ホンイツが成就しやすい条件
- 上家が絞りづらい状況

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