牌効率に関わる言葉で、イーシャンテンピーク理論というものがあります。
5ブロック理論については下記の記事で解説しました。

こちらでは基本的に5ブロックに構えることが正解であることが多いと解説しています。
これは裏を返せば、6ブロックは弱いということになります。
それではなぜ6ブロックは弱いのか、その答えに関わるイーシャンテンピーク理論について解説します。

イーシャンテンをピークにする…?

イーシャンテンのときの受け入れを最大にしようねってこと!
★この記事で得られること★
- イーシャンテンピーク理論がわかる
- 5ブロック進行と6ブロック進行の差がわかる
イーシャンテンピーク理論とは?
イーシャンテンピーク理論とは、イーシャンテンのときの受け入れを最も広くする打ち方を指しています。
麻雀ではテンパイへ近づくにつれて、受け入れが少なくなっていきます。
例えば図1はターツ不足の四向聴で、テンパイからは程遠い手牌です。このようなターツ不足の場合は、孤立牌がターツやトイツになるだけでもシャンテン数が進みます。

図2は図1の手牌の受け入れ(=有効牌)を示していますが、23種79枚の牌でシャンテン数が進みます。(※うち5m7m3s4sの4種12枚はチートイツの有効牌)

一方で図3はリャンメンが2組の一向聴で、テンパイまであと一歩の手牌です。

この手牌の受け入れは図4の通り、3-6mと2-5pの4種16枚となります。

このようにイーシャンテンからテンパイするまでが、最も受け入れが少なくなるタイミングになります。
そのためリャンシャンテン時の受け入れを多少犠牲にしてでも、イーシャンテン時の受け入れが最大になるような手組みをする、という考えがイーシャンテンピーク理論です。
次章から具体的な牌姿を用いて、イーシャンテン時の受け入れが最大になる打ち方を解説します。

手が進むにつれて受け入れは減っていくんだ…!

イーシャンテンからテンパイするのが一番苦労するところだよね…!
5ブロックと6ブロック
まず5ブロック理論とは、最速テンパイを目指すなら5ブロックに構えるのが最も効率的であるという考え方のことです。
手牌を5ブロックに構えることの最大の利点は、イーシャンテン時の受け入れが広くなることです。
それでは実際の牌姿で確認してみましょう。
二向聴の手牌
図5は6ブロックの手牌であり、4mの雀頭以外はすべてリャンメンターツで構成されています。そこにツモ6mで1メンツ完成し、二向聴となった場面です。

打牌候補を考えていきますが、まず4mの雀頭や678mのメンツを切ることはありません。そしてこの手牌は678の3色が見えるため、78pと67sのターツは価値が高いので残します。
すると5ブロックにしたいなら23sターツを切り、6ブロックにしたいなら3pを切ってリャンメン固定をすることになります。
図6は打牌候補とその場合の受け入れ枚数を示しています。

図6からわかるように、実は二向聴のときの受け入れは6ブロックに構えた方が広いです。
6ブロックとなる打3pとした場合、4m・3pシャンポンの2種4枚の受け入れを犠牲にする代わりに、1-4sの2種8枚の受け入れが残ります。
そのため5ブロックとなる23sを切る場合と比べて、受け入れ枚数が4枚多くなります。
一向聴の手牌
それでは先ほどの場面から打3pで6ブロックにした場合と、打3sで5ブロックにした場合について、それぞれ一向聴に進んだときの受け入れを比較します。
6ブロック進行
まずは図7のように、打3pで6ブロックとした後にツモ6pで一向聴になった場面です。

先述の通り678の3色があることから、ここでは23pか23sのどちらかを選択します。
図8は打牌候補とその場合の受け入れ枚数を示しています。

例えば打2pとしたら受け入れは1-4s・5-8sの4種16枚であり、図9のように一向聴の段階で余剰牌が出る形になってしまいます。

5ブロック進行
続いては図10のように、打3sで5ブロックとした後にツモ6pで一向聴になった場面です。

図11は打牌候補とその場合の受け入れ枚数を示していますが、実質打2s一択の場面です。

打2sとすると1-4p・5-8sと4m・3pシャンポンの6種20枚が受け入れとなり、図12のような余剰牌のない完全一向聴を組むことができます。

二向聴のときの受け入れ
- 5ブロック打法:28枚
- 6ブロック打法:32枚
→32÷28 ≒ 1.14倍
6ブロックの方が1.14倍受け入れが広い
一向聴のときの受け入れ
- 5ブロック打法:20枚
- 6ブロック打法:16枚
→20÷16 = 1.25倍
5ブロックの方が1.25倍受け入れが広い
つまり二向聴のときの4枚分の受け入れを削ってでも、一向聴のときの4枚分の受け入れを増やした方が、テンパイする確率が高いと言えます。

6ブロック進行で保留すると、イーシャンテンのときに苦労するんだね!

だから基本的に5ブロックに構えるのが強いんだ!

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