- 麻雀で一番好きな役は?
- 麻雀で一番強い役は?
このような質問を受けたとき、麻雀プロでもリーチと答える人は多いです。したがって麻雀をプレイするうえで、リーチを覚えて使いこなすことは必須項目となります。
今回は最強の手役とも名高いリーチのメリットとデメリットについて解説します。

リーチは初心者が真っ先に覚えるべき役と自信を持って言えるよ!

基本からしっかり学んでいこう!
★この記事で得られること★
- リーチの成立条件がわかる
- リーチの強い点と注意点がわかる
リーチの基本情報
成立条件
まずはリーチの成立条件です。
メンゼンでテンパイをしたときにリーチを打つことが可能であり、その後ツモやロンでアガった場合にリーチが成立します。したがって副露した局はリーチを打つことができません。
またリーチを打つ際は、1000点を場に供託する必要があります。そして供託された点数は、その局にアガった人が総取りすることができます。もしも流局した場合は、供託された点数が次局に持ち越されます。
そしてリーチを打った後は、アガリ牌以外は必ずツモ切らなければなりません。

リーチに付随する偶然役
リーチを打ってアガった場合、裏ドラや一発という偶然役が付くことがあります。
まず裏ドラとは、リーチを打ってアガった際に見ることができるドラのことです。簡単に言えば、リーチしてアガるとドラが1種類増えるということです。
続いて一発ですが、こちらはリーチして同巡内にアガると付く一翻役です。なお同巡内とは、リーチ後に初めて回ってくるツモ番でツモアガリした場合や、リーチ後にツモ番が回ってくる前にロンアガリした場合を指しています。

リーチのメリット5選
打点上昇
リーチの最大のメリットは打点上昇です。
表1は翻数と打点の関係を示していますが、1~4翻までは一翻上がるごとに打点が約2倍ずつ増えます。
しかし4翻から5翻になっても打点は変わらず、5翻から6翻になっても打点は1.5倍しか増えないように、段々と翻数が上がることによる打点上昇の効率は落ちていきます。
| 翻数 | 1 | 2 | 3 | ー |
| 打点 | 1000 | 2000 | 3900 | ー |
| 翻数 | 4~5 満貫 | 6~7 跳満 | 8~10 倍満 | 11~12 三倍満 |
| 打点 | 8000 | 12000 | 16000 | 24000 |
するとリーチに付随する裏ドラや一発という偶然役は、打点面に大きく寄与します。
例えばタンヤオもしくはドラ1などすでに一翻ある手牌において、「リーチ・一発・ツモ・タンヤオ」または「リーチ・ツモ・ドラ1・裏1」などで満貫になったとき、リーチによる打点上昇の効率が最も良くなります。
リーチをしないと「ツモ・タンヤオ」で2000点だった手が、リーチをして且つ偶然役が1つ付随すれば「リーチ・一発・ツモ・タンヤオ」の8000点で打点が4倍になるといった具合です。
麻雀牌の種類はマンズ・ピンズ・ソーズが各9種、字牌が7種で全部で34種類あります。図1の手牌は13種類の牌を使用しているため、単純計算なら【13÷34】で約38%の確率で裏ドラが乗ります。

暗刻が無いピンフ系の手牌なら裏ドラが乗る確率は約30%と覚えておきましょう。

一発や裏ドラなど自分で狙ってつけることができない役を偶然役というよ!

本当は裏ドラは「役」ではないけど、偶然役に含めていることが多いかな!
他家の自由を奪う
リーチをすると他家の自由を奪うことができるのは大きなメリットであり、特に親リーチの脅威は計り知れません。したがって多少苦しい待ちであっても、親番では積極的にリーチを打つことを推奨します。
親リーチを打つと、他家から愚形のリーチのみで追っかけられる可能性がグッと減ります。そしてその分最後までツモアガリの抽選を受けられるので、安定して加点する期待ができます。
図2では2巡目に親リーチが入りましたが、実際はリーチのみのペン7p待ちという苦しいリーチです。しかし子の目線では、親リーチに対してバラバラな手牌から押していくのはとても勇気が必要です。


リーチで牽制することにより、相対的に失点を防ぐことが期待できるね!
他に手役が無くてもアガれる
リーチをすれば他に手役が無くてもアガることができます。
麻雀は役が無いとロンアガリすることができないですが、役無しのテンパイなど日常茶飯事です。リーチという役があるからこそ、ドラ3で絶対にアガリたい手牌でも手なりで素直に手を組むことができるのです。

その後の押し引きを考える必要が無い
特に守備型の人が陥りがちな罠があります。
リーチを打っていればアガれたのに、ヤミテンにしたせいで押し引きを悩み続けて結局オリてしまった…そんな経験はありませんか?
雀魂のようなラス回避が大事なルールでは、放銃が何よりも罪という場面は当然存在します。しかしリーチを打つことで一定の期待値はあることも事実です。
特に東場やラス目のときは、積極的な姿勢を心掛けましょう。

放銃は敗因としてわかりやすいけど…

アガリ逃がしも放銃と同じくらい敗因になり得るよ!
打点や待ちが読まれづらい
麻雀ではメンゼンの相手は手牌が読みづらいです。
副露の相手なら、鳴いた後に切った牌さえ見ていればかなりの情報量が拾えます。そこから待ち牌の予測ができたり、ドラポンやホンイツなど副露されたメンツから打点を読むことも可能です。
しかしメンゼンのリーチ相手なら手牌13枚が何も見えないので、どこでメンツが完成していてどこが待ちになっているのか予測が難しくなります。
ドラが河にたくさん見えているから安いだろう、と思って実際にリーチのみであっても裏3で満貫…なんて悲劇も少なくありません。そういった意味でもリーチはとても脅威になります。

牌の危険度の差はわかっても、待ちを完全に読み切るのは至難の業だね…!

副露と比べると、リーチは100%テンパイという事実も大きな要素だよ!
リーチのデメリット5選
途中でオリることができない
続いてはリーチのデメリットですが、リーチ後は暗槓などを除いて自分のアガリ牌以外はすべてツモ切ることになります。
つまり後から危険牌を引いてもオリることができません。
例えばリーチ後に下家が白ポン・發ポン…それでも中を掴んだらツモ切らなければいけない、これはとても恐ろしいことです。
したがってテンパイ時には、副露メンツなどから警戒すべき他家がいる場合はリーチ判断を慎重に行う必要があります。


放銃のリスクと和了のリターンを天秤にかけてリーチ判断をしよう!
他家にテンパイがバレる
これはメリットの裏返しでもありますが、テンパイがバレるのはデメリットと捉えることもできます。
副露の場合はまだテンパイかどうか断定できません。そのため他家が「まだ行ける」と危険牌を切ってくれることも大いにあります。
しかしリーチ者は必ずテンパイしています。これは揺るがない事実であり、メンゼンリーチと副露手を比較すると、基本的に出アガリ(ロンアガリ)率は副露手の方が高いです。
そのため確実にアガリたい場面であれば、役があればヤミテン優位な場面が多くなります。

打点が不要でアガれたら何でもいい!ってときにはリーチによるデメリットが大きくなるね…!
安手の人を降ろして本手の人とタイマンになる
もしも他家から先制リーチを受けた場合、自分の手牌が二向聴以下であったり打点的な価値が低い場合はオリることが多いでしょう。
そうなると本手の人だけ土俵に残ってしまい、やがて追いつかれて一発で跳満放銃…
リーチにはこのようなリスクが常に付き纏います。したがって特にトップ目のときには、そのリスクを負うに見合うリーチなのか慎重に考える必要があります。

これも放銃のリスクと和了のリターンを見極めようというお話だね!
手替わりの可能性を断つ
リーチを打った場合、それ以降に手牌を入れ替えることはできません。
図5の手牌を考えてみましょう。

ドラが2枚あるのでカン6pリーチでも打点は十分です。しかしここで打7pとした場合、
- ツモ134pで、リャンメンテンパイ
- ツモ6pで、フリテンながら三面張
- ツモ2-5pで、カン8sの一通テンパイ
- ツモ3568sで、リャンメンまたは三面張
- ツモ9sで、1-4-7s・8sの四面張
このように11種34枚で嬉しい変化があります。
王牌も含めた残りの牌山は67枚、そして他3人の手牌に13×3=39枚。この67+39=106枚のうち、嬉しい牌が34枚も眠っています。単純計算で【34÷106】約32%の確率で満足のいく手替わりが期待できます。
枚数を数えるのが大変であれば、牌の種類だけでも簡易的に計算ができます。嬉しい牌の種類は11種。単純計算で【11÷34】約32%ということで、同様の結果となりました。これは約3分の1なので、今後3巡の間に満足な手替わりが期待できると言えます。
巡目次第でもありますが目安としては、嬉しい牌が7種あると単純計算で【7÷34】約20%なので今後5巡の間に手替わりが期待できます。それくらいなら手替わりを待ってリーチをかけない選択も大いにあります。

初心者のうちは迷ったらリーチでOK!

手替わりを考えられる人は、間違いなく中級者以上の実力があるね!
リーチ棒により着順が下がる
特にオーラスや南3局など終盤で注意が必要なことがあります。
それはリーチ棒の影響で一時的に着順が下がる場合です。オーラスでラス目と1000点差未満の場合はリーチを打って1000点を供託するとその瞬間はラス目に落ちてしまい、その状態で他家がアガるとそのままラスで試合終了となります。
雀魂のようなラス回避ルールでは、このリスクはとても大きいです。そのため僅差のオーラスなどはなるべくリーチを打たなくてもいいように手役を意識した手組みが大切です。

意外とよくあるシチュエーションなのよね…!

勢いでリーチしたせいで着順が下がってしまった…


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