麻雀にはフォロー牌という概念があり、牌効率を学ぶうえで欠かせない要素の一つです。フォロー牌は難しいものではなく、ある程度のセオリーが存在します。
今回はフォロー牌の基本的な考え方を解説します。

フォロー牌はテンパイ確率を上げてくれる牌!
★この記事で得られること★
- フォロー牌とは何かがわかる
- フォロー牌のセオリーがわかる
- フォロー牌の中から打牌選択をする際の基準がわかる
フォロー牌とは
フォロー牌とは、単独のターツを補強して受け入れを増やすための牌
図1は単独の23mというリャンメンターツに、フォロー牌として3mが付いている例です。

単独の23mの受け入れは1mと4mで、どちらもシュンツになる受け入れです。
しかしフォロー牌として3mが付いた形である233mは、1mと4mに加えて3mの受け入れもあります。この3mはコーツになる受け入れとなります。
このような単独ターツにフォロー牌が付いた形を複合ターツと言います。複合ターツにはリャンメントイツ、ペンチャントイツ、カンチャントイツ、リャンカンの4種類があります。

そして各複合ターツがメンツになる受け入れ枚数は下記の通りです。
- リャンメントイツ:3種10枚
- ペンチャントイツ:2種6枚
- カンチャントイツ:2種6枚
- リャンカン:2種8枚
フォロー牌のセオリー
テンパイに近づくにつれて、フォロー牌を持てるスペースは減っていきます。したがってフォロー牌にはいずれ優先順位をつける必要が出てきます。
図2の牌姿を考えてみましょう。ツモ6sで一向聴となった場面です。

改めてですがフォロー牌とは、単独のターツを補強して受け入れを増やす牌です。すなわち弱い形=愚形を優先して補強することがセオリーです。
図2の牌姿では334pが良形、224sが愚形のブロックなので、224sはフォロー牌を残して受け入れを増やしておきたい形です。
したがってオススメ打牌は、良形ブロックのフォロー牌である3pを切ってリャンメン固定をすることです。

リャンメンターツは単独でも受け入れが多くて強い形=良形であり、フォロー牌で補強する優先度は低いです。
- フォロー牌のセオリーは、愚形を優先して補強する

形を固定するなら、リャンメン固定かトイツ固定が多いかな?

カンチャンやペンチャンを固定するのはレアケースだよ!
打牌選択の基準
ここでは図4のような5ブロック・3トイツで一向聴の手牌を前提とします。


このときはフォロー牌の中から打牌選択をするわけですが、打牌選択の基準を列挙します。
打牌選択の基準
- 受け入れの広さ
- 変化の多さ
- 待ちになったときの強さ
- 鳴きやすさ
メンゼンの手牌
まずはメンゼンの手牌である図5を考えます。ツモ9pで一向聴となった場面です。

打牌選択の基準の1つ目は、受け入れの広さです。
図6は各打牌と受け入れ枚数を示していますが、3トイツの手牌は受け入れが狭くなります。
したがって受け入れの広さを優先する場合は、トイツをほぐしてカンチャン固定とする5mか4sが打牌候補です。

- 受け入れ優先の場合、3トイツの形を避ける
2つ目は、変化の多さです。
1つ目の受け入れの広さでは5mか4sを切るという結論が出たので、5mを切った場合のカン6mターツと4sを切った場合のカン3sターツについて、その後の変化を比較します。

まずカン6mターツですが、ツモ4mとツモ8mによるリャンメン変化が2種類と、ツモ3mとツモ9mによるリャンカン変化が2種類あります。
次にカン3sターツですが、ツモ5sによるリャンメン変化が1種類と、ツモ6sによるリャンカン変化が1種類あります。
したがって変化の多さを優先する場合は、カン6m固定とする打5mが優位となります。
- 変化の多さを優先する場合、カンチャン456ターツが優秀
3つ目は待ちになったときの強さです。

図5は改めて再掲となりますが、この手牌で最も確率が高そうなパターンである9sが暗刻になってテンパイしたケースを考えます。
このときの比較対象は図8の通り、カン6mとカン3sです。特に場況を考慮しない場合、これらの待ちの強さに大きな差はありません。

待ちの強さに差が出るケースとしては、リャンメンターツがある場合や、カン2mなどのカンチャン28ターツがある場合です。また場況に差があれば、待ちの強さに影響します。
- 待ちの強さを優先する場合は、リャンメンターツやカンチャン28ターツが優秀

メンゼンなら基本的に受け入れ優先で問題ないよ!

受け入れの次点の要素として、変化の多さや待ちの強さが挙げられるね!
鳴きが使える手牌
次は鳴きが使える手牌である図9を考えます。中をポンしていて、ツモ4pで一向聴となった場面です。

鳴きが使える手牌では、打牌選択の基準として鳴きやすさが加わります。
図10は各打牌と受け入れ枚数を示しています。

メンゼンのときと同様に受け入れの広さを見れば、トイツをほぐす打5mなどは一見優秀に見える選択です。しかし鳴きやすさの観点では、他に優秀な打牌候補があります。
鳴きの中でもポンは他3人の誰からでも鳴くことができます。特に1・9字牌のトイツは鳴きやすさの観点で優秀なブロックになります。
したがって図9のような鳴きが使える手牌では、7mや2sを切ってトイツ固定をすることが有力な選択となります。
- 鳴きが使える手牌では、カンチャン固定よりもトイツ固定が優秀

鳴きが使える場合は、多少の受け入れは犠牲にしても鳴きやすさ優先にしたいところ…!
まとめ
フォロー牌とは、単独のターツを補強して受け入れを増やすための牌
フォロー牌のセオリーは、愚形を優先して補強する
フォロー牌の中から打牌選択をする際の基準
- 受け入れの広さ
- 変化の多さ
- 待ちになったときの強さ
- 鳴きやすさ

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