麻雀の点数計算に苦手意識を持つ人は多いですが、その理由の一つにアガリ形の解釈が複数パターン存在する場合があることが挙げられます。
例えば図1の手牌は、チートイツと二盃口のどちらとも解釈することができます。

今回は複雑な点数計算の事例を取り上げて解説します。

ネット麻雀なら自動で計算はしてくれるけど…

オーラスで条件がある場合等は、アガったときの点数を事前に理解しておかないとね!
★この記事で得られること★
- 点数計算の原則がわかる
- “高め取り”のパターンがわかる
高め取り(高点法)とは
麻雀の点数計算においては高め取りまたは高点法と呼ばれる原則があり、これらはどちらも同じ意味で使われます。(※当サイトでは高め取りで統一します。)
高め取りとは麻雀のルールの一つで、アガリ形の手役や符計算の解釈が複数パターン存在する場合、点数が最も高くなるように計算するという原則になっています。
次章で高め取りの具体例を取り上げて解説します。

高め取りが採用される牌姿に何か傾向はあるの?

シュンツとコーツ、リャンメンとカンチャン、それぞれどちらで解釈したら高くなるか?って考えるパターンが多いかな!
手役の高め取り
チートイツと二盃口
まずは手役を複数パターン解釈できる例を挙げます。
最初は冒頭でも触れましたが、チートイツと二盃口です。
図1の牌姿では、7s単騎と見ればチートイツの25符2翻、カン7sと見れば二盃口の40符3翻と解釈することができます。

よって子のロンアガリの場合、高め取りの原則から二盃口の40符3翻で5,200点のアガリとなります。
(※以降も注釈が無い場合は子のロンアガリとします。)
ピンフと三色同順
次はピンフと三色同順です。
図2の牌姿では、5sを雀頭と見ればカン7sでタンヤオ・一盃口・三色同順の40符4翻、8sを雀頭と見れば4-7sでタンヤオ・ピンフ・一盃口の30符3翻とそれぞれ解釈できます。

したがって高め取りの原則から、タンヤオ・一盃口・三色同順が優先されますので40符4翻で8,000点のアガリとなります。
一盃口と三暗刻
続いては一盃口と三暗刻です。
図3の牌姿では、ピンズをシュンツ3組とすればピンフ・一盃口の30符2翻、ピンズを暗刻3つとすれば三暗刻の50符2翻と見ることができます。

よって高め取りの原則から、三暗刻の50符2翻で3,200点のアガリとなります。
三暗刻とジュンチャン
図4は図3と同じ手牌ですが、アガリ牌が6sから9sに変化しています。
すると今度は三暗刻とジュンチャンの比較になりました。

この場合には、ピンズをシュンツ3組と見ればピンフ・一盃口・ジュンチャンの30符5翻、ピンズを暗刻3つと見れば三暗刻の50符2翻と解釈することができます。
したがって高め取りの原則から、ピンフ・一盃口・ジュンチャンの30符5翻で8,000点のアガリとなります。
- 6sロン:三暗刻の50符2翻で3,200点のアガリ
- 9sロン:ピンフ・一盃口・ジュンチャンの30符5翻で8,000点のアガリ

頻出ではないけど複雑でわかりづらい点は、チンイツと似た感覚を覚えるよ…!

でも手役はわかりやすい方だよ!
問題は符計算かも…!
符計算の高め取り
リャンメンとペンチャン・カンチャン
ここからは符計算を複数のパターンで解釈できる例を挙げます。
まずはリャンメン待ちともペンチャン待ちとも取れる形ですが、今回は子でリーチしてツモったケースを考えます。
図5の牌姿では、リャンメン待ちと見ればピンフが付くので、高め取りの原則からリーチ・ツモ・ピンフの20符3翻で700-1300のアガリとなります。

続いて図6の牌姿では、1m暗刻がありピンフが付きません。そのため待ちはリャンメンの3-6sですが、3sでアガった場合は高め取りの原則から、テンパネするペン3s待ちと見て計算します。
よって図6はリーチ・ツモの40符2翻で700-1300のアガリとなります。

図7は同じ手牌ですが、アガリ牌が3sから6sに変化しています。
ツモ6sの場合はリャンメン待ちとしか見れないためテンパネせず、リーチ・ツモの30符2翻で500-1000のアガリとなります。

- 3sツモ:ペンチャン待ちでテンパネする
- 6sツモ:リャンメン待ちでテンパネしない
図8の牌姿では、先ほどまでのペンチャンと取れる部分がカンチャンと取れる形に変化したものです。
したがって図6と同様に、リーチ・ツモの40符2翻で700-1300のアガリとなります。

- 4pツモ:カンチャン待ちでテンパネする
- 7pツモ:リャンメン待ちでテンパネしない
シャンポンとカンチャン(三暗刻)
図9の牌姿は待ちが8mと2sですが、今回は子でリーチしてロンアガリしたケースを考えます。

まず8mでロンアガリした場合は、リーチのみの50符1翻で1,600点のアガリとなります。
本題は2sでロンアガリしたケースです。
シャンポンで2s明刻と見ればリーチのみの50符1翻ですが、カン2sと見れば2sが暗刻になってリーチ・三暗刻の50符3翻と解釈することができます。
よって図9の牌姿にて2sロンでアガった場合、高め取りの原則からリーチ・三暗刻の50符3翻で6,400点のアガリとなります。
- 8mロン:【8m明刻+123sシュンツ+2s雀頭】→三暗刻が付かない
- 2sロン:【8m雀頭+カン2s+2s暗刻】→三暗刻が付く
ピンフとテンパネ
図10の牌姿は「ピンフと三色同順」の例で挙げた図2の牌姿を少し変化させました。図2から678の三色同順が無くなった牌姿になっています。また、ここでは子のロンアガリで考えます。

この場合は5sを雀頭と見ればカン7sでタンヤオ・一盃口の40符2翻、8sを雀頭と見れば4-7sでタンヤオ・ピンフ・一盃口の30符3翻となります。
よって高め取りの原則から、タンヤオ・ピンフ・一盃口の30符3翻で3,900点のアガリとなります。
上記の通りピンフの一翻とテンパネの10符では、高め取りの原則からピンフの一翻が優先されます。手役と符なら手役が優先と覚えると良いでしょう。

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