チートイツのアガリ率を高めるならば、メンツ手の牌効率に反した打牌選択をした方が良いことも多いです。しかしメンツ手を見切るタイミングを誤ると、アガリ率が著しく低下します。
今回はメンツ手とトイツ手のどちらを狙うべきかの判断基準を解説します。
※チートイツの基本に関する記事はこちら


チートイツなら字牌を残したいけど…

チートイツの決め打ちは受け入れが狭くなるから判断が難しいよね…!
★この記事で得られること★
- メンツ手とトイツ手どちらを狙うべきか判断基準がわかる
メンツ手とトイツ手
まず前提として、メンツ手とトイツ手について定義します。
一般的にメンツ手は4メンツ+1雀頭のアガリ形になる手牌を指しており、トイツ手とはチートイツを指しています。
しかしトイトイについては、メンツ手ともトイツ手とも明確には言わない媒体が多いです。そこで本記事をはじめとする当サイトでは、トイトイはトイツ手に含める形で定義します。
以上を踏まえたうえでメンツ手・チートイツ・トイトイのうち、どの進行をメインに考えるべきか、それぞれ条件を解説していきます。
方針を決める際の要素
メンツ手が本線となる条件
- トイツが3つ以下
まずはトイツが3つ以下の場合ですが、積極的にトイツ手を狙うことは少ないです。最終形はメンツ手になる前提で、自然にトイツが4つ以上になったとき初めてトイツ手を意識する程度の感覚で問題ありません。
トイツが3つ以下でもトイツ手を狙うのは、下記のケースが例外として挙げられます。
- 守備力重視で受けのチートイツ
- 跳満ツモ条件のチートイツ、役満条件の四暗刻など、打点が必要な場面
図1のように明らかにスピードで劣っている場合には、3トイツからでもチートイツを狙って打4pとし、守備力を重視する選択は有力です。


3トイツまでは基本メンツ手前提で手を組むべし!

打点が必要なときは、遠くてもチートイツや四暗刻を狙うことはあるね!
メンツ手とトイツ手の分岐点
- トイツが4つ+メンツが1つ以下
トイツが4つのときはメンツ手とトイツ手の分岐点となることが多いです。ただしメンツが2つ以上あるときは基本的にメンツ手優位となります。
ここでは4トイツ0メンツの牌姿を例に考えてみます。図2と図3は同じ牌姿ですが、ツモった牌がそれぞれ異なります。
図2のようにメンツができる有効牌をツモったらメンツ手に、図3のように5トイツとなる有効牌をツモったらチートイツに…といった具合に、有効牌をツモった場合は進行がわかりやすいです。




しかし難しいのは、メンツ手もトイツ手も選択可能な場面です。そのような場合は基本的にどちらも保留できる打牌をして、その後で有効牌をツモったときに進行を決めると期待値の高い選択ができます。
図6の牌姿で、6ブロックでリャンメン固定の打4pや、5ブロックでメンツ手のアガリやすさを重視した打1mは、トイツ手が実質消滅するためオススメできません。


ここではトイツの牌以外から選択することが無難であり、その中では打6mとするとチートイツやツモり三暗刻などで高打点ルートも残しながら、豊富なリャンメンターツを活かした最速テンパイの道にも進むことができるためオススメです。

4トイツのときが一番難しい!

大胆に決め打ちか、無難に保留するか…
チートイツが推奨される条件
- トイツが5つ+メンツが1つ以下
トイツが5つあってメンツが1つ以下の場合は、チートイツなら一向聴、メンツ手なら二向聴以上となりますので、単純な向聴数で判断するとチートイツに軍配が上がります。
したがって図8や図9ではチートイツを目指し、重なりやすそうな牌を残す意味で、基本的に6mツモ切りが推奨打牌になります。


ただし図10のように暗刻がある場合には、打9sでチートイツの目一杯に構えるか、6mツモ切りでトイトイを残すか、字牌を切ってリーチツモ三暗刻ないし四暗刻を目指すかは、場況なども考慮して決めます。


トイツの牌で既に2枚切れのものがある場合には、トイトイは捨ててチートイツにした方がいいかな!

あとは鳴いたらトイトイのみになってしまう場合も、打点の観点からチートイツのリーチを打ちたいね!
- 4トイツ+0メンツ+ターツ不足
トイツが4つあればメンツ手とトイツ手を保留したいところですが、4トイツ+0メンツ+ターツ不足の場合は、チートイツなら二向聴、メンツ手なら四向聴となります。
向聴数の差が2も開いていれば、チートイツ決め打ちは有力な選択肢の一つです。場況を見極めて重なりやすそうな牌を積極的に残していきましょう。


四暗刻になるのってこういうときだよね…!

「4トイツ+0メンツ+ターツ不足」のときは、ボクならチートイツか四暗刻だけを目指すかな!
トイトイが推奨される条件
- 役牌やドラなどでトイトイと合わせて3翻以上になる
- トイツの牌に鳴きやすい19字牌(28牌)が2組以上ある
トイトイにする際は2~3副露することが多いため、基本的にチートイツやメンツ手にするよりも放銃リスクが高くなります。したがってトイトイにするのであれば、放銃リスクを上回るメリットが必要になります。
そのメリットに当てはまる要素は主に打点であり、それに加えてアガりやすさ(鳴きやすさ)があるとなお良いです。
以上のことを踏まえるとトイトイにした方がいい条件は、まず役牌やドラなどでトイトイと合わせて3翻以上になることです。
図11の牌姿はチートイツやメンツ手だと打点に不満がありますが、3つポンしてトイトイにすれば40符3翻の5200点まで見えますので、トイトイを狙ってもいい牌姿と言えます。



続いて図12の牌姿ですが、これは5トイツ0メンツなので向聴数ではチートイツの方が勝ります。しかし役牌トイツが2つあって役役トイトイの満貫が見えますので、こちらもトイトイを狙ってもいい牌姿です。



次は図13ですが、こちらはトイトイにするにはトイツの牌が鳴きにくい3~7の牌だけで構成されています。
よってこの牌姿でトイトイに向かってしまうと、アガリづらいうえに放銃リスクも非常に高くなってしまうため、この手はチートイツかメンツ手を目指すことを推奨します。


トイトイは守備力をかなり捨てることになるから慎重な判断が求められるよ!

役牌トイツが2つあったらチートイツはもったいない感じがするよ…!
メンツ手が推奨される条件
ここでは無理なくトイツ手を狙える条件である4トイツ以上の手牌が前提で、その中でもメンツ手が推奨される条件を挙げています。
- メンツが2つ以上(一盃口含みが多い)
図14は5トイツ2メンツですがターツ不足の牌姿なので、向聴数ではメンツ手よりもチートイツの方が優位です。しかしターツができた瞬間に、メンツ手とチートイツの向聴数が等しくなります。

よってチートイツの一向聴だからと言って、図14の牌姿からくっつきとして優秀な5pや6sを切ってチートイツを決め打つのはオススメできません。
メンツ手前提で5pや6sを残しながら、孤立牌が重なった際にはチートイツのテンパイを取る…という進行が良いでしょう。

一盃口があるとメンツ手とチートイツのどちらも見えることが多いよね!

一盃口があるなら基本的にはメンツ手に進めば大ケガはしないよ!
まとめ
- トイツの数とメンツの数から方針を決める
- トイツが4つのときはメンツ手とトイツ手の分岐点

- トイツが3つ以下ならメンツ手
- トイツが4つ以上でも2メンツあればメンツ手
- トイツが5つ+メンツが1つ以下ならチートイツ
- 4トイツ+0メンツ+ターツ不足ならチートイツか四暗刻
- 役牌トイツが2組など、鳴くことで打点的メリットがあればトイトイ

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