麻雀で守備の勉強を始めると真っ先にスジという言葉に出会うことも多いですが、スジはそれだけ麻雀をするうえで当然のように使う知識の一つです。
今回はスジとその関連用語について解説します。

スジ、中スジ、裏スジ…色々あるよね!

基本から学んでいこう!
★この記事で得られること★
- スジやカベの意味と活用方法がわかる
スジとは
スジとはリャンメン形で待ちになる牌を示す概念です。
スジは「1-4」「2-5」「3-6」「4-7」「5-8」「6-9」の6つあります。さらにその6つのスジがマンズ・ピンズ・ソーズの3種類それぞれにあるので、麻雀には18本のスジが存在しています。
そして「1-4-7」をイー・スー・チー、「2-5-8」をリャン・ウー・パー、「3-6-9」をサブ・ロー・キューという具合に呼称しています。
また一般的にはマンズをm、ピンズをp、ソーズをsで表現して、例えばリャンウーソーは「2-5s」と記載することが多いので、当サイトでも「2-5s」のように表現します。

そしてスジについての本題ですが、図1のような手牌と河のリーチがあったとします。

待ちは2-5sですが、5sを切ったフリテンリーチになっています。したがって5sはもちろんのこと、スジである2sもロンアガリすることは不可能です。
つまり河に切られている牌のスジは、リャンメン待ちには放銃しません。
しかしスジであっても図2のように、カンチャンやシャンポンなど愚形待ちには放銃します。そのためスジは絶対に安全というものではないのでご注意ください。

- スジは全部で18本
- スジはリャンメン待ちには放銃しないが、愚形待ちには放銃する
※フリテンについての記事はこちら!


スジは1本、2本…という単位で数えるよ!

リーチの約65%がリャンメン待ちというデータ※もあるから、スジは馬鹿にできないね…!
(※現代麻雀技術論より)
スジの種類
中スジ
まずは普通のスジの具体例を考えてみます。
河に6sが切られている場合のスジは3sと9sですが、中スジはその逆を表す概念です。
図3のように、河に3sと9sが切られているときの6sを中スジと言います。この場合は3-6sも6-9sも否定されているため、6sはリャンメン待ちには放銃しません。

図3では6sの他にも5pと4mが中スジになっていますが、この通り中スジとなるのは456牌に限定されます。
また中スジはスジと同様で、愚形待ちには放銃することがあるため注意が必要です。
- 中スジとは、3と9が切られているときの6などを指す
- 中スジはリャンメン待ちには放銃しないが、愚形待ちには放銃する
跨ぎスジ
次は跨ぎスジと呼ばれるもので、これは主にリーチの待ちを大まかに予測する際に使います。先ほどと同じ図3の河と手牌で考えます。

手なり進行で素直に牌を切っていって最後にリーチを打つと仮定した場合、特にリーチ宣言牌は待ちに関連していることが多いです。
図3のリーチ宣言牌は3sですが、3sが関連牌で周辺が待ちになっている主なパターンを7つ挙げています。複合形を挙げたらキリがないため、単純な形だけをピックアップしています。
※3sが関連牌のパターン

この中でもやはりリャンメン待ちは最も警戒される待ちとなります。ゆえに3sを跨ぐ1-4sと2-5sは、リーチ宣言牌の跨ぎスジと言って、危険とされるスジの一つです。
跨ぎスジが危険とされている理由に、リャンメン以外にもカンチャンやシャンポンなど他の待ちにも当たるパターンがあることが挙げられます。
先ほどピックアップした関連牌のパターンを見てもわかるように、例えば1sなら1-4sの他に1sシャンポン待ち、2sなら2-5sの他にカン2s待ちなどがあります。
したがって跨ぎスジが危険というよりも、リーチ宣言牌の周辺が危険であると覚えておくのが良いでしょう。
- 跨ぎスジとは、主にリーチ宣言牌を跨ぐスジを指す
- 跨ぎスジだけでなく、リーチ宣言牌の周辺が危険と覚える

リーチ宣言牌は、副露してる人にとっては最終手出しの牌と捉えてOKだよ!

鳴いてる人が最後に切った牌の周辺が危険だと考えるってことだね!
裏スジ
続いては裏スジですが、例えば1sが切られている河の裏スジは2-5sが該当します。
すなわち裏スジとは、切られた牌の1つ隣の牌から成るスジを指しています。

手牌に134sがある場合は1sが優先的に切られることが多いです。これは1sを切っても直接の受け入れは減らないためであり、特に図5のようなターツが揃っている牌姿では1sが不要牌になります。

また図6のようなカン2sターツを持っている牌姿に4sをツモった場合、1sを切って2-5sのリャンメンターツに変化します。すなわちカンチャンがリャンメンに変化すると裏スジが出現することになります。

よって裏スジとは、手なり進行で牌を整理する過程や、カンチャンがリャンメンに変化する過程で出現するスジを指しています。
裏スジは危険とされていた時代もありました。しかし現代麻雀では思考や概念の一つ程度の認識であり、あまり重要視はされていません。
ただし裏スジの概念は、相手のブロック構成を読むことに優れています。
例えば第1打に3pが切られていたら、手牌に裏スジの4-7pや5-8p・6-9pなどのブロックはあったとしても、123pは無いことが多いのでは…といった具合です。
- 裏スジとは、切られた牌の1つ隣の牌から成るスジ
- 裏スジは、相手のブロック構成を読むときに使うと良い

麻雀打ちには裏スジは一般常識のように知られているけど…

使う機会はあまり多くないかな…?
間四軒
次の間四軒(あいだよんけん)は、裏スジに関連する言葉です。
図7の河のように、1sと6sが切られているときの2-5sを間四軒と言います。1sと6sどちらの裏スジも2-5sであり、いわば2つの裏スジが重なっていて危険とされているスジを指しています。

例えば1と6の場合は、その間に2345と四つ数字が入ることから間四軒と呼ばれています。間四軒には1と6以外にも下記の通り4種類あります。(※マンズやピンズも同様です)
- 【1 2345 6】→ 2-5s
- 【2 3456 7】→ 3-6s
- 【3 4567 8】→ 4-7s
- 【4 5678 9】→ 5-8s
間四軒は危険と言われますが、すでにそのスジが埋まってメンツが完成している可能性も大いにあるため、間四軒のスジが特に危険であると思う必要はありません。
そもそも1s6sと切られていても、2-5sターツを保有していないことは珍しくありません。裏スジと同様に相手のブロック構成を読むときに使う程度の認識で問題ないでしょう。
- 間四軒とは、2つの裏スジが重なっているスジ
- 間四軒は、相手のブロック構成を読むときに使うと良い

裏スジも間四軒も、言葉の意味だけ覚えておけば問題なし!
壁(ノーチャンス)とは
スジを理解したところで、次は壁(カベ)という概念です。別名でノーチャンスとも呼ばれますが、これは特定の牌が4枚すべて見えている状態を指しています。
そしてカベの外側の牌は、絶対にリャンメン待ちには当たらないという性質を持っています。

例えば3sが4枚すべて見えている場合を考えます。
このときは他家が3sを使ったターツを作ることはできません。言い換えると他家が23sまたは34sという形で保有している可能性がゼロになります。
すなわち3sの外側である1sと2sは、絶対にリャンメン待ちには当たりません。
- カベとは、特定の牌が4枚すべて見えている状態
- カベの外側の牌は、リャンメン待ちには当たらない

同じ意味だけど「ノーチャンス」と呼ぶ人の方が多いと思う!

特定の牌が3枚見えている状態を「ワンチャンス」と呼ぶこともあるよね!
※関連記事まとめ




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