麻雀に限らずあらゆる物事に言えることがあります。
それは成功するパターンは再現性が低いことも多いですが、失敗するパターンには再現性があるということです。
成功を収めるには自分の強みや得意を活かすことが重要であり、成功体験には三者三様のストーリーがあります。しかし失敗する人の行動や心理には共通点が多く、つまりは再現性が高いのです。
今回は麻雀を打つうえで避けるべき事象について解説します。

「必敗法」を避けることで逆説的に勝率を上げよう作戦!

失敗パターンを学ぶのは何事においても大切だよね!
★この記事で得られること★
- 麻雀を打つうえで避けるべき事象がわかる
麻雀で避けるべき事象
ハイリスク・ローリターン
麻雀ではリスクとリターンを見積もって天秤にかけるのは大切なことですが、その中でもハイリスク・ローリターンの選択は避けるべき事象です。
- 断トツなのに後手から押す
- 断ラスなのにチャンス手でオリる
- 安い・遅い・危ないの三重苦の仕掛け
断トツなのに後手から押す
断トツとは断然トップの略であり、2着以下と大きく点差を離している状態です。
断トツ時に押すこと自体は間違いではありません。むしろ断トツなら自分がアガって局消化することでトップが近づくため、アガることには一定のリターンがあります。
しかし後手を踏んでいる場合、つまり他家から先制リーチが入っているのに自分が一向聴以下のときは、押したその瞬間はリターンがゼロなのにリスクだけを負うことになります。
例えば図1は東3局に42,500点持ちのトップ目で、上家からは先制リーチ、下家と対面は2副露という状況です。
そして9巡目のツモ5mで、全員に無スジの6sを押せばカン2pテンパイであり、実際2pは3枚山という良い待ちのテンパイが取れる状況でした。

この6sを押す瞬間が、リターンがゼロなのにリスクだけを負う状態です。
他家が全員テンパイの中で全員に無スジの6sを押すというリスクは、少なくとも42,500点持ちのトップ目で負えるリスクの許容範囲を超えています。
自分が勝負の土俵に立たずとも決着する可能性は高いので、素直にベタオリすることが推奨される場面です。

断トツ時の立ち回りは腕の見せ所だよね…!

断トツだと加点するよりも失点を防ぐ方が重要度が高いかな!
断ラスなのにチャンス手でオリる
断ラスは断然ラス目の略であり、3着以上と大きく点差を離されている状態です。
断ラスのときはオリてもどうせラスという場面が多いです。すなわちオリることが逆にハイリスクとなり、ローリターンとなってしまいます。
だからといってヤケクソになってはいけませんが、基本的には自分都合でブクブクに構えて他家のことは無視するぐらいの気概が必要です。ハイリスクであってもハイリターンな選択をしていきましょう。

断ラスでドラ暗刻の手牌なら、二向聴くらいでも全ツッパしちゃう…!

ツモられてもどうせトビ終了なら全ツッパ!って気持ちでいこう!
安い・遅い・危ないの三重苦の仕掛け
打点・速度・安全度のどれを取っても劣っている仕掛けであり、具体的に挙げると下記のようなケースです。
- ドラ0の遠い喰いタン
- トイトイのみで残った手牌が中張牌ばかり
まずはドラ0の遠い喰いタンです。
例えば図2でドラが南の場合、上家から6m・5p・3s・7sなどをチーして1pを切って喰いタンに向かうのは、まさに安い・遅い・危ないが三拍子揃った苦しい仕掛けです。

まず打点面では、相当運が良ければタンヤオ・赤ドラ3の満貫などに仕上がる可能性はあるかもしれませんが、ほとんどのケースで1000点~2000点の仕掛けになります。
そして速度面では、一つチーしても愚形しか残っていない二向聴なので、いくら副露が使えると言ってもテンパイまでに少なくとも5巡程度はかかる覚悟が必要です。
最後に安全度ですが、喰いタンは中張牌しか使うことができない役なので、必然的に喰いタンは安全度を度外視した仕掛けになります。
次はトイトイのみで残った手牌が中張牌ばかりになってしまう仕掛けです。
例えば図3で西がオタ風の場合、2m・4mや3s・5s・7sなどをツモっても役がトイトイしか無いため受け入れが増えないので、速度面に不安が残ります。

そしてトイトイで2副露以上するとツモり三暗刻も消滅するため、打点も不十分になります。
せめて字牌や1・9牌のトイツが残っていれば、安全度や速度面(=鳴きやすい)もある程度見込めますが、残った手牌が中張牌ばかりでは安全度も劣ることになります。
※トイトイが推奨される条件がわかる記事はこちら!

先ほども示した図2の牌姿であれば、例えばドラが3mの場合は最低でも3900点が担保されていて、ドラポンをしたり赤ドラを使えれば満貫まで見えるので打点面に価値が出ます。

すなわち鳴きを使う場合には、打点・速度・安全度の少なくとも1つは優れていることが条件になると考えましょう。

仕掛けるなら基本は打点か速度のどちらかは優れているのが好ましいね!

「安全度だけ優れている仕掛け」はトップ目で局消化をしたいときに使うかな!
メンタルや体調の乱れ
麻雀はメンタルゲームと言われることもありますが、メンタルや体調が乱れると正常な打牌ができなくなることも多いです。
これはMリーグなどの大きな舞台では、麻雀プロでも陥ることがあるほど大切な要素です。
まずはメンタルが揺らいでしまう出来事の例を挙げます。
- ラスを引いた後の熱続行
- 12,000点以上の高打点への放銃
- ベタオリ失敗して放銃
- 高打点のアガリ逃し
ラスを引いた後の熱続行
熱続行とは、ラスを引いた対局の振り返りをしなかったり、ラスを引いてイライラしている気持ちを引きずったまま次の対局を始めてしまう行為を指します。
これはラスを引いたことで失ったポイントをすぐに取り返したくなる気持ちから生まれる行為です。
そのような状態では、直前の対局で犯したミスと同じミスを繰り返してしまったり、冷静な判断ができずにいつもと違う選択をしてしまうことが増えます。そしてその結果、連続でラスを引いてさらにメンタルが削られるというループに陥ります。
段位戦でラスを引いてしまった場合には、下記を意識することをオススメします。
- AIを用いて解析し、冷静に振り返る
- AIを使えない場合は、最低でも5分程度は間をおいてから次の対局を始める

熱続行がポイントを減らす一番の要因と言っても過言ではないかも…!
12,000点以上の高打点への放銃
メンタルが揺らぐ事象の代表的なものは放銃ですが、特に12,000点以上の高打点への放銃をしてしまった後は気を付けるべきタイミングです。
四麻の段位戦では多くのルールで25,000点持ちから始まりますが、その約半分を一撃で失うと考えれば、メンタルに響くのは当然のことです。
高打点への放銃をしてしまった場合には、下記を意識することをオススメします。
- その対局が終わるまでは、放銃したことを忘れる
- すぐに点数状況を確認して、一つでも着順を上げるための立ち回り方を考える

すぐに切り替えることが大切!
ベタオリ失敗して放銃
次も放銃に関連する事象ですが、ベタオリを失敗して放銃してしまったという状況です。
これは相手の打点に関わらず、ベタオリを失敗するとメンタルは揺らぐものです。
その理由は、ベタオリの失敗は「運が悪かった」と割り切れることが比較的少なく、自らの技術不足による結果であることが多いためです。
- その対局が終わるまでは、ベタオリ失敗したことを忘れる
- そもそもベタオリの失敗はメンタルに大ダメージを負うことを自覚して、ベタオリ中は気を抜かずに細心の注意を払う

反省するのは対局が終わってから!
高打点のアガリ逃し
放銃と同じくらいアガリ逃しという行為はメンタルが揺らぐ事象の一つです。特にラス目のときに高打点のアガリ逃しをすると、結果に大きく影響してしまいます。
図4は大袈裟な例ではありますが、南3局断ラスの親番で四暗刻単騎待ちをテンパイしていました。リーチ者に無スジの1sを押して、リーチ者の現物の5pで待つ勇気があればアガれていたかも…と思われる状況でした。

役満はレアケースですが、高打点のアガリ逃しはメンタルに大ダメージを負うものです。したがって放銃のケースと同様に、その対局が終わるまではアガリ逃しをした事実を忘れることが大切です。

正直すぐに切り替えるには経験が必要だよね…!
次は体調に関する例です。
- 満腹や過度な空腹(※適度な空腹は集中力アップ)
- 睡眠不足
- 酒酔い状態
満腹や過度な空腹(※適度な空腹は集中力アップ)
満腹や過度な空腹のときは、集中力が著しく落ちます。
満腹状態だと血流が消化に取られたり、血糖値スパイクが起きたり、副交感神経が優位になるなど様々な理由で集中力が低くなります。
また過度な空腹状態のときには、イライラしたり、思考が食べ物に支配されてしまうことで、判断力の低下に繋がります。
多くの人にとってベストなのは軽い空腹状態です。このときは生物的に「狩りモード」に入って脳が覚醒状態になり、やる気や注意力が向上します。

軽めの朝ごはんを食べた後の時間が一番集中できる気がする…!
睡眠不足
睡眠不足のときは何をするにしても注意力が散漫になってしまう状態なので、仮眠を取ったり、早く寝て朝に活動することが望ましいです。
特に社会人が仕事終わりの寝る前の時間に段位戦を打つことがありますが、多くの人には推奨できません。
麻雀をプレイしていると、良いアガリをしたときはドーパミンにより興奮・覚醒状態になり、放銃の危機が迫っているときは脳が緊張状態になるなど、寝る前に麻雀を推奨できる要素が見当たりません。
寝る前の時間であれば、戦術本を読むなど座学をすることをオススメします。

寝る前に何切る本を1ページ読むことを日課にするとかね!
酒酔い状態
酒酔い状態で打つ麻雀は、高打点だけを狙ったり、放銃回避を考えずに打ったりと、楽しいことだけを考えがちです。少なくとも段位戦を打っていいコンディションとは言えません。
親しい仲間とコミュニケーションとして麻雀を打つ場合には、軽くお酒を飲む程度なら問題ないと思いますが、段位を上げたり上達することが目的の場合にはアルコールを控えましょう。

これも社会人がやりがちかも…

みんなも気を付けよう…!

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