4回目の麻雀講座の内容はチートイツです。チートイツは守備力の高さが武器でありながらドラ次第では倍満まで見えるため、一発逆転を狙える攻撃力も兼ね備えている優秀な役です。また読みがアガリ率に影響することもあり、上級者はチートイツが得意な人も多いです。
チートイツは初・中級者には難しいイメージがあるかもしれませんが、基本となるメリット・デメリットからじっくり学んでいきましょう。

チートイツが得意な人はカッコイイ!

チートイツは決め手になりやすいよね!
★この記事で解決できる悩み★
- チートイツのメリット・デメリットを知りたい
- メンツ手とトイツ手のどちらを狙うべきか基準が知りたい
チートイツの基本情報
成立条件
チートイツはメンゼンでトイツを7組作ると成立する役です。カンツをトイツ2組とはカウントできないルールが一般的なので、7種類の牌でトイツを7組作る必要があります。

また一盃口や二盃口はシュンツとしてカウントするため、チートイツとは複合しません。役が複合しない場合は翻数の高い役が優先されますので、図1はチートイツ、図2は二盃口となります。



チートイツを”ニコニコ”って呼ぶ人もいるみたいだね!

ボクは話し言葉で使うならやっぱり”チートイ”かな?
チートイツのメリット
守備力が高い
まずチートイツの1つ目のメリットは守備力が高いことです。他家が使っていない牌は重ねやすい牌となるので、国士無双をやっている人などがいなければ基本的に字牌がトイツになることが増えます。そうなると必然的に手牌の守備力は高くなります。
またチートイツは必ずメンゼンで手を組むため、鳴いて手牌が短くなることがありません。必ず手牌13枚を使える点からも守備力が高いと言えます。


“受けのチートイツ”なんて呼ばれることも多いよね!
ただしタンヤオ・チートイツの場合、鳴いてメンツ手にも移行しやすいことから攻撃力には優れますが、その反面守備力には難があるため注意が必要です。


特にタンヤオ・チートイツの一向聴でリーチを受けると厳しい…
他家からの攻撃に反撃しやすい
チートイツのアガリを目指しているときに他家から先制リーチを受けた場合、メンツ手と比較すると危険牌を勝負せずにリーチ者の現物をトイツ落としすることで迂回できるケースが多いです。
図3は東1局北家でチートイツの一向聴でしたが、4巡目に下家の親から先制リーチを受けました。自分の手にリーチ者の現物である西のトイツがありますので、無スジの6m8m5s6sのどれかを打って一向聴をキープするより西で安全に迂回したい場面です。

続いて図4ですが、自分の手牌以外は図3とまったく同じです。変わったのはチートイツではなくピンフ系の一向聴になっています。

今回は安全牌が3pの1枚しかありませんので、次巡に5-8pか5-8sを引いてもリーチ者の無スジの4pを勝負する必要があります。
このようにピンフ系の手牌では、図4の3p4pのように2種類の牌をセットで捨てなければいけないことも多いですが、チートイツは1種類の牌をトイツ落としすることで迂回できます。その点でチートイツの方が他家からの攻撃に反撃しやすいと言えます。

トイツ落としでカウンターを決められたときは気持ち良いよ…!

リーチに対して安全牌をトイツ落とししてた人がひっそりチートイツのヤミテンにしてた…ってことが意外にあるから気を付けないと!
条件が必要なときに狙いやすい
チートイツでアガるときは手牌にトイツしかありませんので、ドラは必ず2枚ずつ乗ります(※赤ドラを除く)。
もちろん裏ドラも同様ですので、チートイツのみでテンパイしてもリーチしてツモって裏ドラが乗れば「リーチ・ツモ・チートイツ・裏裏」の跳満ツモになります。元々ドラドラのチートイツであれば「リーチ・ツモ・チートイツ・ドラドラ・裏裏」の倍満ツモも目指せます。
例えばオーラスで着順を上げるには跳満ツモの条件を満たす必要があるけどドラが1枚もない…という場面では、裏ドラにかけてチートイツをリーチしてツモアガることを目指すのは有力な選択肢の一つとなります。

跳満なんてこれっぽっちも見えない…ってときに救世主となってくれるのがチートイツ!

トイツ7組の手牌で裏ドラが乗る確率は、単純計算だと7÷34で約20%だね!
トイトイやメンツ手への移行も視野に入れて進行できる
染め手やチャンタ系、国士無双などは他の役と保留しながら進行するのが難しいことも多く、決め打ち進行になりがちです。しかしチートイツはトイトイやメンツ手への移行も視野に入れながら進行することが可能です。
1・9字牌のトイツが多いときはトイトイ、タンヤオや役牌が見えるときは鳴きも含めてメンツ手を見つつ、柔軟にアガリを目指しましょう。


これは白中トイトイの満貫にしたい!あわよくば混老頭もつけて跳満!


こっちもチートイツより234のタンピン3色にしたい!
チートイツのデメリット
受け入れが狭い
チートイツは必ず単騎待ちになりますので、受け入れの種類はテンパイなら1種、一向聴でも最大3種しかありません。毎巡のツモで重なりやすそうな牌を取捨選択できるとはいえ、愚形待ちが確定している点はデメリットの一つです。
捲り合いになると不利になりやすい
どんなに山読みが鋭くても単騎待ちである以上、アガリ牌は最大でも3枚しか残っていません。リャンメン待ちなら最大8枚山ですが、好形の追っかけリーチが入ると枚数不利な捲り合いになり放銃リスクが高まります。放銃が致命傷になってしまう場面でのリーチは慎重に判断しましょう。
形式テンパイが不可能で親番がノーテン流局しやすい
チートイツはメンゼン限定の役なので、特にメンツ手を完全に見切ってチートイツを決め打ちした場合などは、鳴いて形式テンパイを目指すことが難しくなります。
そのため親番を手放したくない場面ほど、ノーテン流局のリスクからチートイツの決め打ちがしづらくなります。特にトイツが4組以下、すなわちチートイツ二向聴以下から決め打ちをする場合はより慎重な判断が求められます。

ノーテンのリスクを負ってでもチートイツを決め打ってアガリ切る人は強いしカッコイイ…!

トイツの牌が場に2枚切れになると形式テンパイの難易度がグッと上がるから、その点は頭に入れておこう!
メンツ手との保留
基本方針
チートイツは手牌に4トイツあれば二向聴、5トイツあれば一向聴となります。基本的には二向聴まではメンツ手と保留、一向聴になったらチートイツを決め打つのがバランスの良い進行となることが多いです。ただし、
- 手牌に暗刻があるか
- 手牌にメンツがいくつあるか
これらの条件によって選択が変わるため、あくまでも基本方針として留めておきましょう。
チートイツ二向聴
図5はチートイツ二向聴となった場面で、西と北はオタ風とします。チートイツでアガるなら北・發・1mは残したいところであり、6m・7m・5sは比較的重ねづらい牌です。しかし二向聴の段階であれば打北としてメンツ手も保留することをオススメします。
この手牌はリャンメンターツがあってタンヤオやピンフも無理なく目指せるので、ここで打5sなどとしてしまうと実質チートイツ決め打ちとなって受け入れが狭くなってしまいます。


無理なくメンツ手を目指せるときはメンツ手を優先!
チートイツ一向聴
図6は図5の次巡に7mをツモってチートイツ一向聴となった場面です。一向聴であればチートイツを決め打って1mや發を残し、打6mとすることをオススメします。5sは赤5sによる打点上昇の余地があるため、6mより優先して残します。
この手牌はまだ0メンツでメンツ手のアガリが非常に遠いので、チートイツ決め打ちの方がアガリやすくなります。

図7のようにチートイツ一向聴で1メンツの手牌では、暗刻ができない限りメンツ手はまだ遠いのでチートイツ決め打ちの打4pとすることをオススメします。

図8のようにチートイツ一向聴でも、2メンツある手牌ではメンツ手の方がアガリやすいことが多いです。この手牌は打9mや打北としてメンツ手を目指すことをオススメします。


メンツ手とチートイツどちらがアガリやすいか見極めよう!
まとめ
- チートイツはメンゼンでトイツを7組作ると成立する役
- 守備力が高く、リーチを受けてもトイツ落としで安全な立ち回りがしやすい
- 跳満ツモや倍満ツモを狙いやすい
- 受け入れが狭く、捲り合いになると不利になりやすい
- 鳴いて形式テンパイが取りづらく、比較的ノーテン流局のリスクが高い
- 基本的にチートイツ二向聴まではメンツ手と保留し、一向聴になったらチートイツに決め打つとバランスが良い

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