3回目の麻雀講座の内容はホンイツです。ホンイツは攻撃力にも守備力にも優れた役であり、誰しもがマスターすべき役のひとつです。メリット・デメリットやいつ狙うべき役なのか、様々な角度から解説していきます。

強い人はホンイツを上手く使いこなしているイメージがあるよ!

覚えやすい役だから初心者にもオススメだね!
★この記事で解決できる悩み★
- ホンイツのメリット・デメリットを知りたい
- いつホンイツを狙えば良いのか知りたい
ホンイツの基本情報
成立条件
まずはホンイツの成立条件ですがマンズ・ピンズ・ソーズのいずれか1種類と字牌だけでアガリ形を作ることであり、その特色からホンイツは染め手や一色手などと表現されます。図1の手牌で南1局西家の場合、南・發・ホンイツで満貫のアガリ形となります。

喰い下がり
ホンイツはメンゼンだと三翻役で鳴いた場合は二翻役として扱われますが、このように鳴くと翻数が下がることを喰い下がりと言います。
ちなみに字牌を使用せずマンズ・ピンズ・ソーズのいずれか1種類だけでアガリ形を作ると、チンイツという上位互換の役になります。チンイツはメンゼンだと六翻、鳴いた場合は五翻に喰い下がります。

メンゼンと鳴きでは難易度が違うから翻数も変わるのね!

表1に喰い下がりが発生する役の一覧を示しており、対象となる役は全部で6つです。喰い下がりはすべてメンゼンの翻数から一翻だけ下がります。
| 役 | メンゼン | 鳴き |
|---|---|---|
| 一気通貫 | 二翻 | 一翻 |
| 三色同順 | 二翻 | 一翻 |
| チャンタ | 二翻 | 一翻 |
| ホンイツ | 三翻 | 二翻 |
| ジュンチャン | 三翻 | 二翻 |
| チンイツ | 六翻 | 五翻 |

コーツ系の三色同刻や三槓子は喰い下がりが無いよ!

三色同刻と三槓子って難しいのになんで二翻しか無いんだろう…
ホンイツのメリット
安定した打点
ホンイツのメリットとして第一に挙げたいのは安定した打点です。四麻では特にメンゼンよりも鳴きホンイツの方が多いため喰い下がり二翻が基本ですが、ホンイツの他に一翻あれば3900点、二翻あれば満貫となります。
ホンイツと最も複合しやすい役は役牌、次点でトイトイ、その次に一通やチャンタなどが挙げられます。またドラは役ではないものの、複合させることで跳満・倍満と高打点を狙えます。
メンゼンの場合はチートイツが使えますが、メンホン(=メンゼンのホンイツ)の三翻とチートイツの二翻で既に満貫、リーチすれば確定で跳満、加えてドラドラあれば確定倍満のリーチが打てたりと夢が膨らみます。


メンホンチートイが決まったら爽快だね!
バラバラな配牌のときに狙いやすい
もし図2のような配牌を貰った場合、先制リーチを打てる確率はどの程度でしょうか。0%と言っても過言ではないかもしれませんが、このようなバラバラな配牌のときに考えるべきことが大きく2つあります。
一つはどうせアガれる確率が低いならアガったとき高い手になる手役を狙うこと、もう一つは先手を取れる確率が低い以上はなるべく放銃しないような進行を取ることです。


高い手だけは逃がしたくない…!

放銃だけはしたくない…!
バラバラな配牌のときに狙う手役の代表例はホンイツ・チートイツ・国士無双・チャンタ系などが挙げられますが、図2の場合は国士無双とチャンタは遠いのでアガれる場合はだいたいホンイツ、たまにチートイツでアガれることも…といったところです。
基準を挙げるなら図2や図3のように、配牌でマンズ・ピンズ・ソーズのいずれか1種類と字牌が合計10枚以上あれば積極的にホンイツを狙って良いでしょう。

先に述べた放銃しないような進行については基本的に字牌が手にあれば守備力が高くなりますが、ホンイツはその安全な字牌を持ちながら進行できます。そういった意味でもホンイツは攻守のバランスに優れた役と言えます。
ただしホンイツと言えど2副露・3副露と鳴きが増えれば守備力が落ちていきますが、その場合は残った手牌に字牌があるかどうかで守備力が変わります。
残った手牌に字牌がないと全ツッパの状態になりやすいので、トップ目やバラバラな配牌のときなどにホンイツを狙う場合、数牌は鳴くけど字牌のポンは自重するといった選択肢も視野に入れながら進行する必要があります。


全ツッパの由来は”全力で突っ張る”?

守備を捨ててひたすら攻め続けることだね!
多面待ちになることも多い
ホンイツは数牌を1色しか使わない特性があるために複数のメンツやターツが隣り合うことが多いので、必然的に多面待ちになることが増えます。
まずは發ポン・9sポンと2副露した図4を見てみます。2副露して残ったのは3334567sという手牌です。


これは3sを暗刻と見れば4-7sのノベタン待ち、3sをアタマと見れば2-5-8sの三面張となりますので、図4の待ちは24578sが答えです。このような7枚で構成される多面待ちになる形は7枚形と呼ばれます。


分けてみれば意外と単純かも!
次は白ポンの1副露をした図6を考えてみましょう。残ったのは4445556678pという形で、とても複雑になってきました。7枚形のときと同様にメンツやアタマで場合分けをすると待ちが見えてきます。


まずは4pも5pも暗刻と見てみると、6pがアタマになって6-9p待ちが浮き出てきました。
次に4pが暗刻で5pをアタマと見た場合は4-7p待ちが見えました。
最後は暗刻ではなくシュンツとして456pと678pを抜き出してみると、4pと5pのシャンポン待ちがありました。
3パターンをまとめると図6は45679p待ちが答えとなります。こちらは10枚形と呼ばれる多面待ちの1つですが、慣れないうちは何待ちかわからないことが多いと思います。しかしネット麻雀なら待ちを教えてくれるアシスト機能がありますので、初心者の方でも積極的に多面待ちを狙っていきましょう。


かなり頭がこんがらがってきたよ…
ホンイツのデメリット
捨て牌が極端になってしまう
次はホンイツのデメリットを挙げますが、1つ目は捨て牌が極端になってしまうことです。
もし図8のような配牌を貰ってソーズのホンイツを狙う場合、マンズやピンズの孤立牌から切っていくのが自然な切り順になります。そうすると8p2m5mと切っていき、マンズとピンズが無くなったら孤立の字牌を切り、最後にソーズの数牌が切り出される、といった順序になるのが普通です。

以上がホンイツを狙った際のセオリーで、自分の河は図9のようになります。そしてテンパイしたときは例えば図10のような手牌となっているでしょう。


しかし普通にリーチを目指して打つ場合は2~8の牌よりも字牌から切られることが多いので、図9のような河になることは少ないです。またホンイツは鳴くことも多いため、副露しているメンツも合わせて考えるとよりホンイツがバレやすいです。
極端な捨て牌の河のデメリットは自分の鳴きたい牌が他家から切られづらくなることです。特にチーされる可能性がある上家からは、狙っている色の3~7の牌をなかなか切ってくれないことが多くなります。

狙いがバレると鳴きづらくなっちゃうんだ…

鳴きを上手くやればブラフとして使えるかも…
役牌が無い場合に安くなりやすい
図11の配牌でピンズのホンイツを狙う場合、打点を無視すればかなりアガれそうに見えます。しかし南西北がすべてオタ風だったり、ドラがマンズやソーズの数牌だったりすると、ホンイツのみの安いアガリになってしまう可能性が高いです。

このようなホンイツのみの手はバカホンイツやバカホンなどと呼ばれており、なるべく避けたいところですがそれにはいくつかの道があります。バカホンを避けるには当然ですが他に役があれば良いわけです。
そこで少し遠回りになっても狙う価値がある役として、トイトイとチンイツが挙げられます。トイトイの場合はチーできる牌をスルーしたり、チンイツの場合はポンできる役牌をスルーして強引に数牌を鳴いてみたりすると、満貫以上の高打点を狙うことができます。

ラス目のときは思い切ってチンイツを狙ってみようかな!
フリテンに注意
これはメリットで挙げた多面待ちの落とし穴とも言えますが、図らずもツモが伸びてしまったために序盤で切った牌が待ちになってしまうことがあります。
例えば図12の配牌ではピンズでリャンメンターツがあり678の3色も見えるため、ホンイツよりはリーチも含めた他の手役の方が成就しやすそうと判断して打1mとしてみました。

図12 678の3色と役牌の重なりを見て打1m
しかし5m3m2mとマンズの数牌が押し寄せて、図13のようなホンイツのテンパイになりました。待ちは1-4-7mですが、第1打に1mを切ってしまったためフリテンになっています。

序盤は普通に手を進めていたけど途中からホンイツに舵を切った場合などはフリテンになりやすいので、自分の河を見てフリテンになっていないか確認するようにしましょう。
まとめ
- ホンイツはいずれか1色と字牌だけでアガリ形を作る役
- 配牌でいずれか1色と字牌が合計10枚以上あればホンイツを狙う
- バラバラな配牌のときは、字牌を抱えながら安全にホンイツを目指す
- ホンイツのみで安くなりそうなときは、トイトイかチンイツを狙ってみる

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