【ベタオリ】成績向上に向けた必修科目?ベタオリする際に切る牌の優先順位について解説!

麻雀においてベタオリをしている時間が嫌いという人は少なくありません。しかしベタオリの精度は成績に直結すると言っても過言ではないほど重要な技術です。

今回はベタオリについて、基本から解説していきます。

リリィ
リリィ

ベタオリを理解すると、オリている時間も楽しくなってくるよ!

ルーク
ルーク

ベタオリは少し勉強すれば誰でも身につく分野だよ!

★この記事で得られること★

  • ベタオリの意味がわかる
  • ベタオリをする場面がわかる
  • ベタオリする際に切る牌の優先順位がわかる

ベタオリとは

まずベタオリとは、自らのアガリは完全に放棄して、その局では放銃しないことを最優先に考えて安全な牌を切る行為を指します。

他家からリーチを受けたりドラポンが入ったりホンイツの仕掛けをされたりと、何かしら警戒しなければならない状況になったとき、自分が選択するルートは大きく3種類あります。

  1. 全ツッパ他家は無視して真っ直ぐアガリに向かう
  2. ベタオリ放銃回避を最優先にして手牌を破壊する
  3. 回し打ち:比較的安全に切れるターツやトイツを落として迂回しながらアガリを目指す

ベタオリを選択するのは自分の手牌価値が低いとき、例えば二向聴以下だったり安手や愚形のテンパイである場合には、放銃回避を最優先にして手牌を破壊することが増えます。

基本的には、攻めるなら徹底的に攻める(=全ツッパ)、守るなら徹底的に守る(=ベタオリ)ことが最も期待値の高い選択になります。

そしてベタオリをする際に大事なのは「その局では」放銃しないことです。つまりリーチ者以外も含めた全員に対して放銃しないことがベタオリの目的となります。

ベタオリは、リーチ者の現物を順不同で適当に切る行為ではありません。

最後の切り番まで逆算して安全牌が足りているか、他家から攻撃が入っても安全牌が足りているか、そのようなことを考慮して一局全体を安全に乗り切るための行為がベタオリです。

リリィ
リリィ

ベタオリのつもりが回し打ちになっている人は少なくないよね…!

ルーク
ルーク

オリるときは徹底的にオリる!

牌の安全度

一覧表と補足

基本的な牌の安全度を図1にまとめており、これは「現代麻雀技術論」から出典しています。SランクからFランクまで7段階に分類されており、Sランクが最も安全です。

また同ランクの中でも基本は上の方が安全で、下に行くほど危険になります。(※Eランクは、無スジ19片スジ456無スジ28無スジ37の順番)

しかし同ランク内では安全度の差が小さいため、逆転することも多いです。

図1 基本的な牌の安全度

ここで見えている枚数についての補足ですが、自分視点で特定の牌が何枚見えているかという意味合いです。そして自分視点とは、図2のように【自分の手牌・河・副露メンツ・ドラ表示牌】の4箇所を指しています。

図2 見えている枚数が表す箇所
リリィ
リリィ

例えばCランクの「1枚見え字牌」なら、いわゆるションパイの字牌ということだね!

Sランク

  1. 現物必ず通る

ここからは個別の解説になりますが、まずSランクは現物です。

これは必ず通る牌ですが、リーチ者の現物であっても他にテンパイしている人がいれば、当然そちらには放銃してしまう可能性があります。その点は勘違いしないようにしましょう。

Aランク

  1. 4枚見え字牌国士無双にしか当たらない
  2. 3枚見え字牌単騎にしか当たらない

次のAランクは2種類あり、まずは4枚見え字牌です。これは放銃するときは国士無双しかあり得ないので、ほぼSランクと言っても差し支えありません。

もう一つは3枚見え字牌ですが、こちらは国士無双を除けば単騎待ちにしか当たりません。自分の手牌以外に2枚見えている場合はいわゆる地獄単騎と呼ばれる待ちになり、安全度はさらに高くなります。

リリィ
リリィ

自分が暗刻で3枚持っている字牌と、河に2枚見えていて自分は1枚で持っている字牌では、後者(=地獄単騎)の方がより安全だよ!

ルーク
ルーク

リリィが言ってるのはどちらも3枚見え字牌だけど、その中でも若干の差はあるんだね!

Bランク

  1. スジ19シャンポン単騎にしか当たらない、シャンポンに対しては字牌よりも安全度が高い

続いてのBランクはスジ19であり、放銃パターンはシャンポン単騎のみです。それを考えるとションパイの字牌なども同じBランクのように思えますが、スジ19の方が安全度が高いです。

その理由は、19牌は他家にシュンツとして組み込まれる可能性があるためです。

すなわちスジ19と字牌でションパイ同士を比較すると、字牌の方が他家にトイツで持たれている可能性が高いので、シャンポンに対しては字牌よりもスジ19の方が安全度が高くなります

Cランク

  1. 2枚見え字牌シャンポン単騎にしか当たらない
  2. 中スジ456リャンメンには当たらない、スジ28やスジ37より出現頻度が低い
  3. 1枚見え字牌シャンポン単騎にしか当たらない、終盤は危険になりやすい

次はCランクですが、まずは2枚見え字牌です。これはシャンポンに当たる点がAランクの3枚見え字牌とは明確に異なるので、その分で安全度に差が出ます。

Cランクの2つ目は中スジ456です。これはリャンメンには当たりませんが、カンチャンには当たる点でBランクのスジ19よりも安全度は劣ります。

Cランクの最後は1枚見え字牌です。序盤は2枚見え字牌と安全度に大した差は出ませんが、終盤になっても1枚しか見えていない=ションパイの字牌は、他家にトイツで持たれている可能性が高くなるため危険になりやすい牌です。

Dランク

  1. スジ28カンチャンに当たる
  2. スジ37カンチャンペンチャンに当たる

Dランク以下ではシャンポンや単騎に当たることは共通事項として触れず、それ以外の要素での比較となります。

まずはスジ28ですが、これはリャンメンには当たりません。またCランクの中スジ456と比較すると、カンチャンへの当たりやすさで劣ります。

カンチャンへの当たりやすさの理由

  • スジ28の方が素直にリーチを打ちやすい
  • カンチャン28よりもカンチャン456の方がリャンメン変化しやすいため、カンチャンターツが最後まで残りづらい
  • 28牌は5が通るだけでスジになるため、リーチ前に意図したスジ引っかけがやりやすい

次はスジ37ですが、これはスジ28と比較してペンチャンに当たる点で若干劣ります。

Eランク

  1. 無スジ19リャンメンに当たる
  2. 片スジ456リャンメンカンチャンに当たる、28や37よりカンチャンに当たりづらい
  3. 無スジ28リャンメンカンチャンに当たる
  4. 無スジ37リャンメンカンチャンペンチャンに当たる

Eランク以下はすべて無スジなのでリャンメンに当たることは共通事項であり、それ以外の要素での比較となります。そして比較要素はDランクまでに出てきたものと似ています。

無スジ19リャンメンに当たり、片スジ456無スジ28はそれに加えてカンチャンにも当たり、無スジ37はさらにペンチャンにも当たる点で、順番に安全度が下がっていきます。

片スジ456無スジ28の差は既出ですが、カンチャンへの当たりやすさによるものです。

Fランク

  1. 両無スジ4562種類のリャンメンに当たる

最後はFランクの両無スジ456ですが、これは2種類のリャンメンに当たります。

スジは全部で18本存在しますので、待ちがリャンメンだと仮定すると放銃率は2÷18で約11%となります。

すでに通っているスジが多ければ放銃率はさらに上がっていき、例えば残りスジが10本のときに両無スジ456を切った場合の放銃率は約20%になります。

ルーク
ルーク

両無スジ456を押すには相当な理由が必要になるよ…!

ベタオリの手順

現物を切る場合

誰か1人からリーチが入って自分はベタオリをするケースを考えます。

このときはリーチ者以外が将来テンパイする可能性を考慮し、共通安全牌を残してリーチ者だけに安全な牌を優先して切ります。

その対応に慣れてきたら、次はリーチ者に対して押している他家がいるかどうかも確認することをオススメします。

特にノータイムで無スジをツモ切りしている他家がいた場合は、ヤミテンが入っている可能性が極めて高いです。その場合は2軒リーチが入っているつもりで共通安全牌を切ります。

リリィ
リリィ

リーチ者の現物待ちでテンパイした場合はヤミテンに構えることも多いよね…!

ルーク
ルーク

最初はリーチ者に対するベタオリの精度を上げることを意識しよう!

安全牌がない場合

複数枚持っている牌を切る

現物が無くなったら牌の安全度のランク順に切っていきますが、同ランクの牌同士で迷った場合は複数枚持っている牌を切るというテクニックがあります。

例えば図3の手牌ですべての牌がリーチ者の無スジと仮定した場合、ベタオリをするなら複数枚持っている1pを切ります。もしも1巡通れば3巡は確実に凌げるので、その間に安全牌が増えることも多いです。

図3 すべて無スジと仮定

これは放銃率の差が小さい牌の比較であれば、瞬間の放銃率よりもトータルの放銃率を下げることを優先するという考えをもとにしたテクニックです。


放銃しても安く済む牌を切る

ドラやドラそばの牌はそれ以外の牌と比較して、放銃率放銃時打点も高くなります。したがってA~Cランクの牌は2ランク、D~Eランクは1ランクずつ安全度が下がると考えましょう。

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