麻雀では同じ牌姿でも状況によって打牌選択が変わることがあります。
わかりやすい状況を一つ挙げます。他家からリーチが入っていた場合は、自分の手牌価値が低ければベタオリの選択をするでしょう。これが状況によって打牌選択が変わるということです。
今回は打牌選択に影響する要素について解説していきます。

麻雀は色々な要素を考えないといけないね!

でもそれが麻雀の奥深くて面白いところだよ!
★この記事で得られること★
- 打牌選択に影響する要素がわかる
- 各要素についてケースごとの立ち回り方がわかる
打牌選択に影響する要素
点数状況
一つ目の要素は点数状況です。
- 持ち点が少ない:打点/自分のアガリを優先
- 持ち点が多い:アガリ率/放銃回避を優先
まず自分の点数だけを考えると、持ち点が少ない場合は打点や自分のアガリを優先します。ライバルが放銃したり親被ることで自分の着順が上がることもありますが、基本姿勢は自分の加点による着順アップを狙います。
持ち点が多い場合はアガリ率や放銃回避を優先します。無理に打点を求めてリスクを負う必要が無く、着順を守るために安全な進行をすることが多いです。
しかし点数状況とは他家の点数も含めた全体の状況を指していますので、例えば自分が40,000点持ちのトップ目でも2着目の点数次第で立ち回りが変わります。
2着目が38,000点の場合はライバルが近いので、満貫程度の打点を求めたり、2着目に対して絞りや直撃を狙うことも視野に入ります。
2着目が22,000点の場合はライバルが遠いので、基本通りアガリ率や放銃回避を優先します。

点数を持ったときの立ち回りが苦手な人は多いよね!

ラス目では基本自分のアガリだけ考えればいいからラクだよ!
残り局数
二つ目の要素は残り局数です。
まだ残り8局以上あるトンパツと、その局で終わってしまうオーラスでは局の方針が変わるのは当然のことです。そして点数状況とセットで考えることが多いです。
- 東場:局収支を重視
- 南場:着順を意識
東場は加点チャンスを逃さないようポジティブに打つことをオススメします。安手や愚形であっても先制ならば基本的にリーチを打って問題ありません。
南場は持ち点が少なければポジティブに、持ち点が多ければネガティブに打つことをオススメします。南場は残り局数が減っており、放銃すると取り返すチャンスが少ないです。
そのため点数に余裕がある南場であれば、打点よりもアガリ率を優先し、自分のアガリよりも放銃回避を優先すると良いでしょう。

東場で加点して南場は局消化するのが理想かな?

東場からラス回避を考えすぎると、加点チャンスを逃してジリ貧になることが多いよ!
親or子
三つ目の要素は親と子であり、主な違いは打点・親被りと連荘にあります。
- 親:押し寄りになる/手なり進行が増える
- 子:オリ寄りになる/尖った進行がしやすい
親は打点が子の1.5倍になり、子にツモられたときは親被りがあります。そのため親番の押し引きは押し寄りになることが多いです。
そして親には連荘があるので形式テンパイを取りづらい手組みは避ける傾向にあります。したがって親番ではチートイツの決め打ちなどがしづらく、手なり進行が増えます。
子では特に親に対しての押し引きがオリ寄りになります。またノーテンで親番が流局する心配がないため、チートイツ決め打ちや国士無双など尖った進行がしやすくなります。

親番はどうせツモられても失点が大きいから押し寄りになるよね!

親番で点数が少ないときに国士無双をやるには強靭なメンタルが必要…!
巡目
四つ目の要素は巡目です。
リーチの平均巡目は9巡目程度と言われます。よって9巡目をおおよその基準にしつつ、他家の河のスピード感も考慮して手組みを考えます。
- 1~6巡目:手替わりを待てる/孤立牌やフォロー牌を持てる
- 7~9巡目:手替わりを諦め始める/安全牌を抱え始める
- 10~12巡目:形式テンパイの準備を始める/他家のヤミテンを警戒する
- 13~18巡目:形式テンパイを取る/ヤミテン優位に傾く
9巡目までは自分の手牌を中心に考え、10巡目以降は後手を踏んでいる前提で手を組みます。
1~6巡目はより良い手を目指し、孤立牌を残したり愚形ターツを落として手替わりを狙うことも多いです。
7~9巡目あたりで他家からのリーチを警戒し、孤立牌やフォロー牌を安全牌と入れ替え始めます。
10~12巡目で二向聴以下や愚形が2つの一向聴の場合などは、アガリ率が低いため形式テンパイの準備を始めます。またリーチの平均巡目は過ぎているため、ヤミテンを警戒しながらベタオリや回し打ちも視野に入れます。
13~18巡目はアガリを諦めて形式テンパイを取ることが多いです。またリーチとヤミテンではアガリ率の差が大きくなりがちなのでヤミテン優位に傾きます。

リーチの平均巡目は9巡目と…

10巡目に入ると無邪気にドラを切るのは怖い…!
他家の動向
五つ目は他家の動向で、巡目とも深く関わる要素です。
他家からリーチを受けたりドラポンが入ったりホンイツの仕掛けをされたりと、何かしら警戒しなければならない状況になったときは間違いなく打牌選択に影響します。
その際に自分が選択するルートは大きく3種類あります。
- 全ツッパ:他家は無視して真っ直ぐアガリに向かう
- ベタオリ:放銃回避を最優先にして手牌を破壊する
- 回し打ち:比較的安全に切れるターツやトイツを落として迂回しながらアガリを目指す
自分の手牌価値が高い場合、例えば既にテンパイしていたり満貫以上確定の一向聴である場合には、真っ直ぐアガリに向かう選択をすることが多いです。これを全ツッパと言います。
逆に自分の手牌価値が低い場合、例えば二向聴以下だったり安手や愚形のテンパイである場合には、放銃回避を最優先にして手牌を破壊することが増えます。これをベタオリと言います。
そして真っ直ぐアガリに向かうには放銃リスクが大きく、かつ安全に落とせるターツやトイツがある場合には、迂回しながらアガリを目指す選択肢が出てきます。これを回し打ちと言います。

基本的には全ツッパかベタオリの2択にするのがいいね!

回し打ちは難しいけど、上級者は必ず使いこなす技術でもあるよ!

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