【麻雀講座(1)】リーチのメリット・デメリット

今回から麻雀の初・中級者向けに麻雀講座と題して書いていきます。1回目の内容はリーチのメリット・デメリット。最強の手役と名高いリーチについて整理してみましょう。

★この記事で解決できる悩み★

  • リーチの強い点を知りたい
  • リーチの注意点も理解したい

リーチのメリット5選

打点上昇

リーチの最もわかりやすいメリットは打点上昇です。表1は翻数と打点の関係を示していますが、1~4翻までは一翻上がるごとに打点が約2倍ずつ増えていきます。しかし4翻から5翻になっても打点は変わらず、5翻から6翻になっても打点は1.5倍しか増えないように、段々と翻数が上がることによる打点上昇の効率は落ちていきます。

翻数123
打点100020003900
翻数4~5
満貫
6~7
跳満
8~10
倍満
11~12
三倍満
打点8000120001600024000

表1 翻数と打点の関係(子)※詳細な符は割愛

そこでリーチをすることにより付随する一発や裏ドラという偶然役は大きな要素であり、タンヤオもしくはドラ1などの既に一翻ある手牌でリーチ・一発・ツモ・タンヤオ、またはリーチ・ツモ・ドラ1・裏1などで満貫になったとき、リーチによる打点上昇の効率が最も良くなります。リーチをしないとツモ・タンヤオで2000点だった手が、リーチをして且つ偶然役が1つ付随すればリーチ・一発・ツモ・タンヤオの8000点で打点が4倍になるといった具合です。

図1 ピンフ系の手牌

麻雀牌の種類はマンズ・ピンズ・ソーズが各9種、字牌が7種で全部で34種類あります。図1の手牌は13種類の牌を使用しているため、単純計算なら【13÷34】で約38%の確率で裏ドラが乗ります。暗刻が無いピンフ系の手牌なら裏ドラが乗る確率は約30%と覚えておきましょう。

他家を自由に打たせない=拘束できる

他家の自由を奪うことができるのはリーチによる大きなメリットであり、特に親リーチの脅威は計り知れません。そのため親番では多少苦しい待ちでも積極的にリーチを打つことを推奨します。親リーチを打つと他家から愚形のリーチのみで追っかけられる可能性はグッと減り、その分最後までツモアガリの抽選を受けることができて安定したアガリ率が期待できます。

図2では2巡目に親リーチが入りましたが、実際はリーチのみのペン7p待ちという苦しいリーチです。しかし子の目線では親リーチに対してバラバラな手牌から押していくのはとても勇気が必要であり、リターンよりもリスクの方が遥かに大きいこともしばしばあります。

図2 親リーチを受けた子の手牌

他の手役が無くてもアガることができる

リーチをかけると他の手役が無くてもアガることができます。麻雀は役が無いとロンアガリすることができませんが、役無しのテンパイなど日常茶飯事です。リーチという役があるからこそ、ドラ3で絶対にアガリたい手牌でも手なりで素直に手を組むことができるのです。

図3 リーチドラ4!三面張!

その後の押し引きを考える必要が無い

特に守備型の人が陥りがちな罠があります。リーチを打っていればアガれたのにダマテンにしたせいで押し引きを悩み続けて結局オリてしまった…そんな経験はありませんか?

雀魂のようなラス回避が大事なルールでは、放銃が何よりも罪という場面は当然存在します。しかし価値あるテンパイをしているならばリーチをした方が期待値は高くなります。特に東場やラス目のときは積極的な姿勢を心掛けましょう

副露手と比べて打点や待ちが読まれづらい

副露の相手は入り目や関連牌などがわかりやすいこともありますが、メンゼンの相手は手牌が読みづらいです。メンゼン相手だと手出しツモ切りを見るのは苦手という人も多いですが、副露の相手なら鳴いた後に切った牌さえ見ていればかなりの情報量が拾えます。待ち牌の予測ができたりドラポンやホンイツなど副露されたメンツから打点を読んだりすることも可能です。

しかしメンゼンのリーチ相手なら手牌13枚が何も見えないので、どこが埋まっていてどこが待ちになっているのか予測が難しくなります。ドラが河にたくさん見えているから安いだろう、と思って実際にリーチのみであっても裏3で満貫…なんて悲劇も少なくありません。そういった意味でもリーチはとても脅威になります。

リーチのデメリット5選

途中でオリることができない

続いてはリーチのデメリットですが、リーチ後は暗槓などを除いて自分のアガリ牌以外は全てツモ切ることになります。つまり後から危険牌を引いてもオリることができません

例えばリーチ後に下家が白ポン・發ポン…それでも中を掴んだらツモ切らなければいけない、これはとても恐ろしいことです。そのためテンパイしたときに怖い仕掛けの他家がいる場合などはリーチ判断を慎重に行う必要があります。

図4 リーチ後に掴んだ4枚目の白… 親の国士無双へ放銃…

他家にテンパイしていることがバレる

これはメリットの裏返しでもありますが、テンパイがバレるのはデメリットと捉えることもできます。副露の場合はまだテンパイかどうか断定できません。そのため他家が「まだ行ける」と危険牌を切ってくれることも大いにあります。

しかしリーチ者は必ずテンパイしています。これは揺るがない事実でありメンゼンリーチと副露手を比較すると、基本的に出アガリ(ロンアガリ)率は副露手の方が高くなります。そのため確実にアガリたい場面であればダマテンが優位になることもあるでしょう。

安手の人を降ろして本手の人とタイマンになる

もしも他家から先制リーチを受けた場合、自分の手牌が二向聴以下であったり打点的な価値が無かったりする場合はオリることが多いでしょう。

そうなると本手の人だけ土俵に残ってしまい、やがて追いつかれて一発で跳満放銃…リーチにはそのようなリスクが常に付き纏います。そのため特にトップ目のときには、そのリスクを負うに見合うリーチなのか慎重に考える必要があります。

手替わりの可能性を断つ

リーチを打つと当然それ以降は手牌を入れ替えることができません。図5のような手牌を考えてみましょう。

図5 ソーズ一通やピンズのリャンメン変化が簡単に見える

ドラが2枚あるのでカン6pリーチでも打点は十分です。しかしここで打7pとした場合、

  • ツモ134pで、リャンメンテンパイ
  • ツモ6pで、フリテンながら三面張
  • ツモ2-5pで、カン8sの一通テンパイ
  • ツモ3568sで、リャンメン又は三面張のテンパイ
  • ツモ9sで、1-4-7s・8sの四面張

このように11種34枚で嬉しい変化があります。残りの牌山は王牌も合わせて68枚(※ドラ表示牌の2sを抜くと67枚)、そして他3人の手牌に13×3=39枚。この67+39=106枚のうち嬉しい牌が34枚も眠っています。単純計算で【34÷106】約32%の確率で満足のいく手替わりが期待できます

枚数を数えるのが大変であれば、牌の種類だけでも簡易的に計算ができます。嬉しい牌の種類は11種。単純計算で【11÷34】約32%ということで、同様の結果となりました。これは約3分の1なので、今後3巡の間に満足な手替わりが期待できると言えます。

巡目次第でもありますが目安としては、嬉しい牌が7種あると単純計算で【7÷34】約20%なので今後5巡の間に手替わりが期待できます。それくらいなら手替わりを待ってリーチをかけない選択も大いにあります。

リーチ棒を出すことで着順が下がる

特にオーラスや南3局など終盤で注意が必要なことがあります。それはリーチ棒の影響で一時的に着順が下がる場合です。ラス目と1000点差未満の場合はリーチを打って1000点を供託するとその瞬間はラス目に落ちてしまい、その状態で他家がアガるとそのままラスで試合終了となります。

雀魂のようなラス回避ルールではこのリスクはとても大きいです。そのため僅差のオーラスなどはなるべくリーチを打たなくてもいいように手役を意識した手組みが大切です。

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