AIに振り回されない!雀力を伸ばす麻雀AI活用法

こんにちは。マッチです。

2025年2月26日。雀魂にて、

AIアシスト牌譜分析ツールのMAKAが実装されました。

1日10回まで無料で使用できるため、

皆さんご利用されているかと思います。

そこで私が考える、

麻雀AIと上手に付き合う方法について、

注意点も含めてお話しできればと思います。

★この記事で解決できる悩み★

  • 麻雀AIとは何のためのツールなのか知りたい
  • 麻雀AIの活用方法がイマイチわからない
  • 麻雀AIを使用する上での注意点が知りたい

代表的な麻雀AI

まずは大前提として、

麻雀AIとは何のためのツールなのか

それは、

自分の打牌とAIの推奨打牌を比較して、

最適な打牌を検討することができるツールです。

雀魂にMAKAが実装されるまでは、

麻雀のAIと言えば、

NAGAMortalが代表的なものでした。

NAGAは基本有料で、5タイプから選択でき、

NAGA(1)

NAGA(2)

Mortalは基本無料で、主に3タイプから選択できます。

Mortal(1)

Mortal(2)

そして、雀魂に実装されたMAKAについては、

推奨打牌のトップ3を確認することができます。

麻雀AIの紹介はこれくらいにして、

次の章から本題に入っていきましょう。

MAKA

麻雀AIの罠

MAKAでは、全体と一局ごとでそれぞれ評価されます。

上はS+から下はEまで、

およそ15段階評価となっています。

NAGAには一致率・類似度・悪手率、

Mortalにはレーティングなど、

指標となるものがそれぞれありますが、

MAKAは、最も直感的にわかりやすい評価だと思います。

MAKAに「S!」と言われたら嬉しいですよね。

MAKA リザルト

そんなMAKAだからこそ、気を付けるべき点があります。

それは、MAKAの評価と実際の成績は直結しないということ。

勿論、相関性はあると思います。

しかし、MAKAのS評価を貰うために打牌を選択するのは、

スジが良いとは言えません。

麻雀には、大局観という重要な要素があります。

大局観(タイキョクカン)とは、

対局全体の流れを把握して、最適な打牌や戦略を選ぶ力のことです。

東1局ならリーチだけど、オーラスアガリトップだからダマ、とか。

東2局ならまだ無理する場面ではないけど、

南2局ラス目だから思い切って勝負をかけよう、とか。

そういった、点数状況や相手の手牌進行を考慮して、

押し引きの判断やリスク管理を行う能力を指します。

大局観の対義語に相当するのは、局収支です。

局収支(キョクシュウシ)を重視する打ち方とは、

その1局の中で、最も期待値の高い打牌選択をすることです。

AIの打牌選択は、局収支を重視していることも多いです

例えば、南2局で45,000点持ちのトップ目でも、

数牌の先切りや安牌を抱えることを嫌う傾向があります。

局収支を重視するのなら、

目一杯に持つ方が、テンパイやアガリに結びつく確率は上がります。

しかし、点数状況によって柔軟に選択をできるのが強い打ち手です。

AIは、打牌の選択理由までは説明してくれません

そのため、局収支を重視しているのか、

点数状況もしっかり考慮したうえでの打牌選択なのか、

それを見極められる力が必要です。

MAKAに「B!」と判定されたとしても、

それが必ずしも悪手であるとは限りません。

そのことを理解したうえで、

AIの意見を取り入れることが大切です。

麻雀AIの活用方法

最後に、私が考える麻雀AIの活用方法についてお話しします。

先ほど記載したように、

AIは、打牌の選択理由までは説明してくれません

なので、何故AIはこの打牌を選択したのか。

それを考えることが、雀力向上に繋がると思います。

一つ、例を示しましょう。

南3局トップ目 西家 1巡目

MAKAの打牌候補は【西、8m、8s】の3択となっています。

人により思考が異なると思いますので、

あくまでも一例として、私の思考をお話しします。

  • 56,800点持ちトップ目のため、最も避けるべきは親への放銃
  • 子どもへの安手の放銃は、局消化でトップ率が上がるため歓迎。
  • 守備的な進行をしたいので、ピンズのホンイツか七対子が本線。
  • 普通にメンツ手も見えるため、3m3sより8m8sから選びたい。
  • ドラ表示牌が9mで、微差で8mの方がくっつきが弱いため8m切り

ざっと挙げてみると、上記の通りです。

たった一つの場面でも、

これだけ思考できる余地があるのです。

しかしMAKAの評価では、

西:24%、8m:24%、8s:22%

たったこれだけしか表示してくれません。

でも、例えば___

ホンイツかチートイツしかアガる気が無い人なら、

ドラに近い3mが最も不要だと思います。

しかし___

東1局で全員25,000点持ちなら、

3m切りは悪手と言えるでしょう。

このように、点数状況が違ったら選択は変わるのか?

それとも、ほとんどの状況で悪手となってしまうのか?

色々な場面を想定して思考を膨らませることが、

視野の広さや引き出しの多さ、

ひいては雀力の向上へと繋がります。

MAKAの評価だけに囚われないように

その評価の理由を考えることが大切です。

まとめ

今回のお話でお伝えしたいことは、

  1.  局収支大局観、2つの視点が必要。
  2.  AIは、打牌の選択理由を説明してくれない
  3.  AIが、何故そのような打牌を選択したのか考える。
  4.  どのような状況なら打牌選択が変わるのか考える。
  5.  AIの評価だけに囚われない

以上の5点です。これが私の考える、

麻雀AIと上手に付き合う方法です。

参考にしてみてください。

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