初心者が躓きやすいルールの一つにフリテン(振聴)があります。
これは反則となる行為の一つですが、フリテンの状態でロンアガリをすると反則になるだけであって、フリテン自体は悪いことではありません。
今回はフリテンとは何か、またフリテンとの付き合い方について解説します。

ネット麻雀ならフリテンのときはロンのボタンが出てこないから、反則を取られる心配はないよ!

でもルールは絶対に覚えた方がいいね!
★この記事で得られること★
- フリテンのルールがわかる
- フリテンの解消方法がわかる
ツモ専とフリテン
ツモ専
まずツモ専という言葉(俗称)があり、これはツモでしかアガリが成立しない=ロンアガリができないテンパイを指しています。
ツモ専の中には、ツモれば役アリだがロンだと役ナシになってしまう役が2つあります。
1つはツモという役です。
図1はカン7mテンパイですが、ツモ6pでのタンヤオ変化やツモ2m~6mなどで待ち替えを狙ってヤミテンに構えているとします。
このとき7mをツモればアガれますが、ロンだと役ナシのためアガれません。

もう1つは三暗刻です。
図2は1s5sのシャンポン待ちで、ツモれば三暗刻の役アリでアガれますが、ロンだと役ナシのためアガれません。
このようにツモった場合のみ三暗刻が成立する状態を、俗称ですがツモり三暗刻と言います。

フリテン
そして本題のフリテンですが、これはツモ専の中でさらにロンでも役があるにも関わらず、ロンアガリができないテンパイのことです。
フリテンのときにロンを宣言してしまうとチョンボとなり、罰符(=点棒の支払い)が科されます。またチョンボとは、麻雀において反則やミスを指す言葉です。
図3のような一見ロンアガリが可能な普通の牌姿でも、条件が合致した場合はフリテンになってしまいます。

フリテンになる条件は3種類ありますので、次章から順番に確認していきます。

「ツモ専」という括りの中の一つに「フリテン」がある、みたいなイメージかな?

その認識で大丈夫!
3種類のフリテン
自分の捨て牌によるフリテン
まずは自分の河にアガリ牌が切られているケースです。
図4は南と發のシャンポン待ちですが、自分の河にアガリ牌の南が切られています。この場合に南はもちろんですが、發でもロンアガリすることが不可能です。
したがって上家から切られた發にロンを宣言することはできません。この場面では南か發をツモった場合のみアガることができます。

図4のようなフリテンを解消するためには、例えば發をポンして南をトイツ落とし、そこから単騎テンパイに振り替えるのがよいでしょう。
つまり待ち替えをして、その新しい待ち牌が河に切られていなければフリテンを解消できます。
- アガリ牌を1種類でも捨てていたらフリテンになり、他の待ちも含めてロンアガリが不可能になる
- フリテンを解消するには待ち替えをする
同巡フリテン
次は同巡フリテンと呼ばれるものです。
これはリーチ時以外、つまり副露手のテンパイ時やヤミテンのときに適用されます。
役ナシまたは見逃しが理由で、自分の待ち牌が切られてもロンを宣言しなかった場合に同巡フリテンとなります。
まずは役ナシの事例です。
図5は東バックの片アガリで、2pでは役ナシのためアガれないテンパイです。
そんな折に下家から2pが切られました。この瞬間に同巡フリテンとなり、自分のツモ番が回ってくるまでロンアガリすることが不可能になります。
つまりこの巡目に限り、対面や上家から東が切られてもロンを宣言することができません。

次は見逃しについてですが、役アリでアガれる牌を何らかの理由で見逃した場合も同巡フリテンが適用されます。
「オーラスで着アップのためには上家からの直撃が必要」などの場合に見逃しをする可能性があり、その際には同巡フリテンに注意が必要です。
- 役ナシまたは見逃しが理由で、自分の待ち牌が切られてもロンを宣言しなかった場合は同巡フリテンとなってロンアガリが不可能になる
- 同巡フリテンは自分のツモ番が回ってくると解消される
※他家の副露により自分のツモ番が飛ばされた場合は同巡フリテンが続く
リーチ後の見逃しによるフリテン
最後はリーチ後の見逃しによるフリテンです。
リーチ後に他家から切られたアガリ牌を見逃し、またはアガリ牌を自らツモ切りするとフリテンになり、その局が終わるまではロンアガリが不可能になります。
このルールは、リーチ後に特定の人から直撃のロンアガリが可能になってしまうとゲーム性を著しく損なうので、それを防ぐためにあります。
ただしオーラスで直撃条件や高目のツモ条件がある場合などは、フリテンになってもリーチ後にアガリ牌を見逃したりツモ切りすることがあります。
- リーチ後にアガリ牌を見逃しまたはツモ切りした場合はフリテンとなってロンアガリが不可能になる
- リーチ後のフリテンはその局が終わるまで続く
フリテンとの付き合い方
フリテン解消方法
フリテンは無理なく解消できる場合には解消すべきです。
ただしリーチ後のフリテンと同巡フリテンは自ら解消できるものではないため、ここでは自分の捨て牌によるフリテンの解消方法について言及します。
図6では序盤に1pを切っており、最終形が1-4pのフリテンになっています。
このようなリャンメン待ちのフリテン解消方法は、主に2パターンあります。

1つはシャンポンに待ち替えすることです。図7のように2pもしくは3pが重なれば、9pとのシャンポン待ちになります。

ペンチャン・カンチャン・リャンメンはシュンツを作る待ちであり、シャンポンはコーツを作る待ちなので、待ち替えをする場合はシュンツ待ちとコーツ待ちが入れ替わるような形が基本です。
- ペンチャン・カンチャン・リャンメン ⇔ シャンポン
もう1つは雀頭をコーツにして単騎テンパイに振り替えることです。図8のように雀頭の9pをポンすれば、2pまたは3pの単騎待ちになります。

このような雀頭をコーツにして単騎テンパイに振り替えるのは、元々がシャンポン待ちのフリテンでも常套手段の一つで、先ほど事例として出てきた図4の通りです。

- ペンチャン・カンチャン・リャンメン・シャンポン → 単騎
フリテンは無理に一手で解消する必要はありません。
どうしてもフリテン解消をしたいのであれば、テンパイを外して別の待ちを作ることも一つです。
図9は1-4pのフリテンからツモ6mでテンパイ外し、さらにツモ7mで2-5-8m待ちになる変遷です。
特に連続形ができた場合は、テンパイを外しても新たなテンパイができやすいです。

- テンパイ外しの後に別の待ちを作る
ここまでの待ち替えとは例外的ですが、図10のように5pを引けばリャンメンからカンチャンに待ち替えすることもできます。
これは1pの残り枚数が1枚以下であったり、ツモった5pが赤5pの場合はカンチャンへの待ち替えも有力です。

フリテンリーチ
最後はフリテンリーチですが、メンゼンであればフリテンでもリーチを打つことは可能です。
フリテンリーチのデメリットは、ロンアガリが不可能なため相対的に放銃リスクが上がることです。
しかしアガるときは必ずツモの一翻が付いてきます。そして他家にフリテンリーチがバレることはほとんどありません。
そのため点数状況が不利なときほど、フリテンであっても強気にリーチを打つべきです。
点数状況が有利なときはリスクの方が大きくなることも多いので、フリテンリーチは慎重に判断しましょう。

フリテンリーチは勇気がいるよね…!

フリテンリーチはツモでしかアガれないから、逆に言えば三面張など待ちに自信があるときはフリテンリーチを打つことも多いよ!

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