こんにちは。マッチです。
今回は麻雀の初・中級者に向けた、
麻雀講座シリーズ第2弾です。内容は、
タンヤオと役牌。
この2つの役は、
初心者が真っ先に覚えるべき役の一つであると思います。
これらはどういうときに狙うべき役なのか?
共通点は? 相違点は?
そんな観点でお話しできたらと思います。
それでは本編に行きましょう。
★この記事で解決できる悩み★
- タンヤオと役牌の成立条件がわかる
- タンヤオと役牌のメリット・デメリットがわかる
役の基本情報
タンヤオ
まずは簡単にタンヤオの説明から。
2~8の数牌だけを使ってアガると成立するのがタンヤオです。
麻雀では、2~8の数牌を中張牌(チュンチャンパイ)、
1・9字牌を么九牌(ヤオチューハイ)と言います。
么九牌はお断り、ということで断么九(タンヤオ)という名前なのですね。
ちなみに、鳴いて作るタンヤオは「喰いタン」と言います。

役牌
続いては役牌です。
こちらは、特定の字牌をコーツにすると成立する役です。
三元牌の白・發・中は、いつでも役牌として扱えます。
一方で、風牌の東・南・西・北は、
自風または場風の牌のみ、役牌として扱えます。
ちなみに、自風でも場風でもない風牌を「オタ風」と言います。

共通点
鳴いても役が成立する
ここからは、タンヤオと役牌の共通点を挙げていきます。
まずは、どちらも鳴いても成立する役です。
すなわち、アガリやすい役ということになります。
もっと言えば、鳴けることで速攻が決まりやすい役と言えます。
メンゼンでないと成立しない役もありますので、
これは大きなメリットの一つになりますね。
ドラのトイツや暗刻と相性が良い
これは、鳴けるというメリットを深掘りした内容です。
配牌で、ドラをトイツ以上で持っていた場合、
絶対にアガリたいですよね?
その際にタンヤオが見えたり、役牌のトイツなどがあれば、
積極的に鳴いて、アガリに向かいやすい。
そういった意味で、
ドラの複数枚持ちと相性が良い役と言えます。
鳴いた場合、単体では打点が低い
タンヤオも役牌も1翻役のため、
特に鳴いた場合は、打点が低くなるケースも多いです。
鳴くと、リーチ・ツモ・ピンフ・一盃口、
代表的なものでは、これらの役が複合しなくなります。
逆にホンイツやトイトイなどは、
鳴いても打点が作りやすい役ですね。
相違点
手牌の安全度
続いては、タンヤオと役牌の相違点です。
最も異なる点は、手牌の安全度です。
タンヤオの場合、必ず2~8の牌しか使えません。
例えば次の画像のように、喰いタン仕掛けで2副露して、
4sと6sのシャンポン待ち、打点は1,000点・・・

これは怖い仕掛けですね。
喰いタンはこの手牌のように、
手の中が危険牌だらけになってしまうため、
リーチを受けたときにオリづらいです。
大抵の場合、守備力の低い仕掛けとなることに注意。
特にトップ目からの安易な喰いタンは、
とてもリスクが高い行為となることを覚えておきましょう。
続いては役牌ですが、
こちらはタンヤオと違って、1・9字牌が使えます。
例えば下記画像のように、親番で現状は中のみの2副露、
ペン3m待ちで1,500点の仕掛けです。

この手牌なら、例えリーチを受けたとしても、
東のトイツを頼りにオリることも選択肢に入ります。
このように1・9字牌が使えることで、
一定の守備力が担保されていることもあるため、
トップ目でも仕掛けやすい点が、喰いタンとの大きな違いです。
待ちのバレやすさ
基本的には、役牌仕掛けよりも喰いタンの方が、
わかりやすい仕掛けになることが多いです。
まずは、こちらの上家の仕掛けを見てみましょう。
發をポンして白が切られた場面です。

パッと見て、マンズかピンズのホンイツか?
それとも、ドラをたくさん持っているパターン?
もしくは發のみ?いや、發のみではそんな河にはならなそう…
答えは・・・ジャン!!

よくわからない仕掛けでした。
全然染まってないじゃないか。
そう。役牌の仕掛けは、何でも出てきますね。
役牌の仕掛けというのは、
手牌の中に役牌が内蔵されているものも含みます。
喰いタンかと思ったら、実は役牌が暗刻で、
1・9字牌のドラシャンポンに刺さってしまった…
そんな意表を突かれることもしばしば。
次は、こちらの下家の仕掛けについて。
赤5mをリャンメンでチー、東が切られた場面。

下家には、もう役牌が一つも残っていません。
河には1・9字牌だけがズラリと並んでいる。
ホンイツや一通も無さそう。
よって、喰いタンが濃厚に見えますね。
ごく稀に、345の3色仕掛けで北シャンポンに刺さった…
なんてことも可能性はゼロではありませんが、
基本的には、わかりやすい仕掛けと言えるでしょう。
こうなると、次のポン出しやチー出し、手出しなどを見ることで、
おおよそどのあたりのブロックを持っているか、
手牌を予測することが出来るようになります。
一応、先ほどの答えも載せておきますね。

まとめ
今回は、タンヤオと役牌についてのお話でした。
- 共通点
→ 鳴きが使えるため速攻が決まりやすく、
ドラの複数枚持ちとの相性が良い。
- 相違点
・喰いタン → 仕掛けがバレやすい。危険牌を抱えやすいので慎重に判断。
・役牌仕掛け → 読みにくいことが多い。安全度が高く、大胆な仕掛けがしやすい。
- 意識するべき点
→ 遠くて安い喰いタン仕掛けは、基本的には避ける。
やるときは、アガリの価値が高い場面かどうか見極めが必要。
コメント